「それでも世界は回っている 1 」吉田篤弘
「月とコーヒー」の続編。
覚えのある「6番目のブルー」のインク。
そこね、それねとなる。
どんな美しい色なんだろうと。興味をそそられる。
オリオの純粋さとおじさんのそこはかとないダメ感とが
相まって優しい気持ちになる。
3部作だときいたのでもう1作出るってことなのかな。
吉田さんの作品は設定がちょっと幻想的で
不思議な心持にさせられる。
ちょっと宮沢賢治みたいだと思う。
それが大好きでつい読んでしまう。
そこはかとなくお洒落な本、吉田さんの本はいつもそう。