「ザリガニの鳴くところ」ディーリア・オーエンズ
「湿地の少女」カイア、
家族は次々と出て行き彼女だけが取り残される。
立った一人で社会と関わらずに生きてゆく孤独の中、
自然の営みはあらゆるこを彼女に教えてくれた。
そして彼女がくるってしまわなかったのは
テイトのおかげで
ジャンピンのおかげで
そして母の残して行った読み物であろう。
なんといってもったった一人ではなかったのだ、
そう思ったしそうだと思ったけれど、
ラストでなんともむなしい気持ちになってしまった。
結局、彼女にとっては自然が絶対なんだ。
でも、詩を書き続ける、
それを投稿するという行為には相当な気持ちの葛藤も感じる。
カイアが文字を覚え言葉を覚え、自然界や世の営みごとを
知っていくところが一番幸せだった。