「ふがいない僕は空を見た」窪美澄 2023-26
連作短編集。
高校生の青春ちっくなことを書いた小説だと
勝手に思い込んでいた。
全然違った。
重苦しい、全然溌剌としていない話だった。
そして、全話通して、SEXばっかり。
ちょっと辟易したが、みんな
心を無にして生きる期間ってきっとあるんだろう。
と思う作品だった。
ヤングケアラー、
セイタカに明るき未来をあげたい。
助産院での自然に産むを求めすぎる産婦たちをに
助産師が
「自然に産むことは自然に淘汰される命を認めること」っていうのは
緊急帝王切開だった身としては
「そうだそうだ!」と思いながら読んだよ。
普通分娩でないと
母も子もダメみたいなこと言われるのは
結構しんどかった。。のを思い出した。
うちの子、二人とも、めっちゃいい子なのにね
あんたに何がわかるねん!と思って
その考えは却下。
この助産師の言葉は重い、そしてそういうことだ。
今の私には少々重すぎる小説だった。