旅立つ前日まで、バイトに入っていた。
4年間、続けたバイトは居酒屋さん。
最初は未成年なのに居酒屋でバイトはちょっと、と難色示した母であったが、
その時、予備校バイトもしてたので、
両方半々ならいいかあ、なんて思ってオッケーしたのだ。
しかし、予備校バイトは一年やって辞めたので、メイン居酒屋。
時々単発、というかんじ。
なんせ、お小遣いゼロだったので、
頑張って課税ギリギリまでバイトしていた。
居酒屋はとてもいいバイト先だったと思う。
4年間続いたんだもの、そりゃそうだ。
最後の方に友達と行ってみたけどいいお店だった。
息子がいなくてもっと近かったらもっと行ったのに!!!
不器用なのに勤まるか、と思ったけれど、
いい思い出をたくさん作ったようだった。
単発バイトはイベントスタッフで
某アイドルグループの握手会、なんてのもあって
興味深々で話しを聞いたものだ。
3年生の時に大学で開催する企業説明会の
受付バイトをしたのをきっかけに
就活に精を出すようになった。
これほど、彼の就活に口を出さない母親も今の時代、
少ないと思うくらい
彼の就活については何も知らなかった。
ほとんど家にいないしねぇ、息子。
でも、それでよかったなと思ってる。
こう書くと、えっ?就活に親が口出し?なんて思うかもしれないが
意外とみなさん、熱心です。
ほんとに熱心だし、子どもさんも素直に話聞いてる。
ように見える。
私はといえば、時々話を聞くに
自分が昔の人間だと思わざるおえない。
時代が違いすぎて、知らない職業がたくさんある。
なんせ、こっちは超売り手市場のバブル期に就活だったし。
ということで
話についていけない、
というのがホントのところだった。