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moon

森見氏降臨

森見登美彦氏のイベントに。
楽しい時間でした。

さすがに森見氏である、満席でございます。

お話はとにかく興味深く、面白く・・
こういう、出版記念的なものでないほうが
作家さんの素がでて面白いかも。
そういうの行ったことないのになんですが。

あの不思議な感覚の小説は
誰が語り手になるか、と言うことが
書く時の決め手なのだそう。

「ペンギンハイウエィ」のアオヤマ少年が語り手になることが
良い!ということで
「有頂天家族」はクサレ大学生のようなことを語るのは
狸ならOK、とか。

そして、読んでいると可愛らしいオノマトペが
出てきたりするのだけれど
これは、
固い文章の中をふんわりんと
和らげる効果を狙っているのだとか!

決め文句のような
例えば、有頂天家族の「楽しきことは良きことなり」というようなことばは
決して森見氏が言っているわけでなく
その小説の中のその人が言っていることなので
私が言ったわけじゃないのです。とか!

ご自身でもこの近代文学的な固い言い回しは書いていて
うぜぇと思うことがあるとか。

自分でいい文章が書けたとか上手い!とか思ったことはありますか?
という質問に対して
「それは・・・・あります。
しかし、それはなんだか神かがりのような感じがして
本当に自分が書いたのか、と思うと
次に神がかり的な状態になるのはいつなんだろう
もうないのかもしれない、と絶望する」とか。

このイベントの申し込み時に好きな作品をあげるようになっていて
ダントツ一位は「夜は短し恋せよ乙女」だった。

森見氏曰はく
「一番、お金になった作品で
 もはやその余韻で食わせ貰ってます。
 親孝行な娘です」だって

確かになぁ。
他は知らなくてもこれは知ってる人も多い。
今は表紙を書かなくなった中村氏の絵の可愛いしなぁ。
私は「恋文の技術」が一番っす。

まだ読んでない本が初期の3冊。
読まねばなぁ。

「熱帯」のサイン本が当たった人が
「一冊も読んだことない」と正直に言ったことに対して
「最初がこれかぁ、難物なので他を読んでから読んでください」って
正直に言ってて面白かった。

いやぁ、語りたりない!


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