「海蝶 鎮魂のダイブ」吉川英梨
自分は下りのエスカレーターを全力で登り続けているのに、
男は隣の上りエスカレーターを一段飛ばしで
駆け上がっていく、
その隣では同年代の女の子がおしゃれしてエスカレーターに乗っている。
海蝶としての愛の辛さはそこなんだなぁと読んでて実感。
いや、おしゃれしたいとかじゃなくて
たった一人の海蝶で後輩もいない。
人を救うという強い気持ちがあっても、虚しくなってしまうことだろう。
勝手に愛は恋愛をしないのかと思っていたけれど、
意外や意外ラブな案件ありでした。
ラブな部分はちょっと有川さんを彷彿させるくらいで
顔がデレデレになってしまったよ。
大きさは違っても日本は天災が多い。
今回、海保の人のPTSDに触れていて、それはとてもリアルだった。
少しづつ少しづつ、笑える時が増えて、
昨日よりちょっと元気になれたらいいなと思う。
そう、みんな。