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片方の翼が天使っぽく見えるというだけで、あまり関係はない。
片方の翼が天使ならきっともう片方の翼は、
やはり天使の翼かあるいは悪魔の翼以外に考えられない。
"ここにいてもいいの?"
ある寓話ではそこに(無言)が入り、結果人類が滅亡した。
ある寓話では、(無言)でも、ずっと首を縦に振ってくれる人がいた。
だから人類は滅びない。
半分以上は醒めた夢。薄明かりに照らされながら瞳の中の光を探す。
小さい瞳の小さい光なのに、やけに眩しい。
わかっているけど、ずっとずっと醒めないで欲しいって思うのに
いずれ夢は醒める。
思いがけない相手とのウェディングシーンに鳴る嘘のドアベル、
愛のシーンに訪れる現実との整合、強い力が槌で頭を殴りつけ、
ガラスの靴の持ち主をさらうフォルセティはどこか遠くを吹き抜けたまま…
何故邪魔をするんだ、でも、醒める夢から逃げようとしても
今まで逃れられたことなんて一度もなかった。
それでも夢をみるならば、ルビーでもいくらでも覗き込んで僕は眠る。