球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

眠気と要領の良し悪しに関する一考察

2008-04-25 | マジメな話
ダラダラ書きそうなのでまずは結論から。
"勉強して眠くなるときは、要領の悪いやり方をしている。
 そしてそれは、実は本人も気がついている。"



要領がよい、悪いという言葉がある。
この歳になると、進んで口にしたい言葉ではない。
要領がいい、と言うとある種けなし言葉になり
要領が悪い、と言うとあからさまなけなし言葉で、良い使われ方をしない言葉だ。

ちなみに巷で"頭がいい人の~法"という本はいっぱい売っているのを見るけど、
タイトルが気に食わず、手に取る気にならない。
("自分は要領が悪い"と思っている人のコンプレックスを利用しているようで、
 なんかあざとい感じがする。)

でもまぁ、効率の良し悪しを軽視するのも得策ではない。
最近思うことは、眠気と要領の良し悪しには多少は関係がありそうということだ。

◇ ~この段落、若干技術的な話が入ります。嫌いな人は飛ばすが吉~

仕事中、最近少々マイコン(pic)に触れている。
Blogに書くくらいなので、仕事に直接使うわけではなくあくまでスキルアップの一形態。
これまで触ったこともないものを後学のために使えるようにしておけとの話があり。
というわけで僕には
 ①マイコン(pic)というものを知る
 ②picのアセンブラを学ぶ
 ③開発ソフトの使用法を学ぶ
 ④マイコンの仕様書を読み、ブロック図を調べそれぞれの意味を理解する
  (RAM中のレジスタも)
 ⑤picのライター基板の回路図を理解し、ライタソフトにも習熟する
 ⑥コーディング
 ⑦簡単なプログラム(HEX)を動作させる
大体こんな感じのタスクが課されたわけだ。

で、実際はどのようにやったかというと
 ・ネットで落ちているコードを探す
 ・各ソフトは、機能の殆どは調べずにコンパイルのやり方と
  picのライティングの仕方だけ学ぶ。
 ・ネットで落ちていたものは自分の持っていたものとは
  仕様が異なっていたので、そこだけカスタマイズ、動作成功。
まぁ、"マイコンを動かす"ための最短ルートでやったと自分では思っている。

しかし、あまりにも知らないと
えてして①→⑦の順でやろうと思ってしまうこともあり、
①の段階で意識が飛んでしまったりする。

ということで、細かいことは後まわしでよいことがわかる。



人は言う、鳥は空から獲物を探し地に降りそれを喰らうと。
人には翼はないが、徒労を嫌う心(違和感を持つ感性)はある。
徒労を嫌う心は醜くも鳥の翼の裏返し。

ものの学習過程においては、えてして眠気の形で表出する。
まったくわからない物事に着手するときに一からやろうとするのは間違いだ、
なんらかの形で賢明な大脳辺縁系がクーデターを起こすであろう。

というわけで講義中や仕事中に眠くなってしまう人、
あなたが特別怠慢であるとは限らない、
ただやっていることがいまひとつあなたの目的にそぐわないだけなのでは?

…という、一部の人にとっては至極当たり前の結論である。

ただそれを一般化したいので、
"眠くなるならその方法は間違いだ"という言い回しをしたかった。
コメント
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