アトリエから・・イメージの世界で鉄と遊ぶ/上野玄起鉄の造形スタジオ

八ヶ岳南麓、森の中、川のほとり、陽だまりの中にある小さなアトリエ。八ヶ岳の暮らしとそこから生まれた作品たちを紹介します。

鉄の本棚

2013年07月08日 | インテリア
新築の設計段階から組み込んで頂いた鉄の本棚。
天板も全て鉄です。
階段の吹き抜け部分の柵の役割も果たしていて設計から組み込んで頂いたからこそ出来ることです。
無駄なくすっきりとおさまっています。
本棚自体はビスでしっかり床に固定してありますので倒れる心配もありません。
写真では分かりにくいのですが鉄のフレーム部分は全て磨き上げた後にバーナーであぶり焼き色で仕上げています。
溶接部分など仕上げにはかなりこだわりました。
おもしろいお仕事をさせて頂きました。

材質:鉄 焼き色仕上げ
w 2600 h1100 d350
写真提供:R.Ogawa
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玄関、壁面コート掛け

2013年02月11日 | インテリア
別荘の玄関に壁面取付け型のコート掛けを制作させて頂きました。

床置のスタンドタイプはスペースをとるのですがこの壁面取付けならば足元がすっきりしていて玄関を広く使えます。
ただ注意しなければならないのは壁面の強度です。コートなど重いものをかけるのでしっかりとビス止めできなければなりません。
今回は玄関の壁にサイズを合わせ両サイドの壁の中の木部にしっかりとビス止めする様に考えました。
サイズもピッタリでしっかりと取付けることが出来ました。

壁の両サイドで取付けるという事は壁の端から端までの大きさになるので威圧感を与えずしかも強度を満たすデザインを考えました。
フック部分は鉄の先端を鍛造で丸めた縄文スタイルです。
お客様の希望で3カ所のフックにしましたがこれがとても良いバランスでした。

玄関を入ってすぐ。とても使いやすいですね。

オリジナル縄文スタイルのフック
少し音符の様にも見える軽やかで存在感の或るフックになりました。

無駄がなくすっきり、オーダー制作ならではですね。

きっと一年を通して活躍してくれる玄関の顔になってくれることでしょう。
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壁面 アイアンコート掛け

2012年11月23日 | インテリア
冬の時期,玄関先にちょっとコートや帽子、マフラーを掛けるところが欲しい、でもスタンドタイプのコート掛けを置くスペースはない場合があります。

壁面のコート掛けはとても機能的で便利です。

ただいつもコートや帽子を掛ける訳ではないのでそのデザインも重要です。

今回のお宅は清里でトンボ玉を制作されているアトリエです。

やわらかく,リズムがあり,山の植物をイメージさせるデザインになりました。



アイアンは鉄錆加工の上に透明のエナメル塗装です。

ナチュラルな雰囲気に仕上がりました。
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ランプスタンド

2011年02月08日 | インテリア

八ケ岳には多くのクラフト作家が工房を構え作品制作をしています。
それぞれ専門のジャンルですばらしい仕事をされています。
そんな作家さんと時にコラボレーションする事があります。

今回紹介するランプは小淵沢に木の家具とガラスの工房ギャラリー「クラフト葉音」さんの吹きガラスのランプシェードに私の作ったスタンドを組み合わせた照明です。
とても素敵なガラス作品を造られる方で、我が家の照明にも使わせて頂いています。

今回のスタンドはベース、そしてガラスのジョイント部分が鍛造で仕上げは錆び加工です。
サビ加工は黒の塗装とは違う味がありその表情は一つ一つ違う。
ガラスと錆び仕上げを組み合わせたのは初めてでしたけれど暖かみがあってとてもいい感じです。

世界に一つしかないもの同士を組み合わせるともっと特別なものになりますね。
クラフト葉音さんのホームページより
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壁面コート掛け、フック(和室、洋室)

2011年01月26日 | インテリア
壁面にハンガーをかけるフックがあると便利だけれどなかなか思ったものが見つからない。
そんな方は少なくありません。
今回は和室と洋室それぞれにオリジナルの壁面の3連フックを制作しました。


和室に取付けたものは鴨居を利用したものでビスなどを使っていません。
和をイメージしてリズムが出るようなデザインにしました。
和室の壁の色が軟らかいので直線的なデザインでも強く感じません。


洋室には少しボリュームがあり曲線のラインを生かしたフックにしました。
こちらは白い壁にオブジェのように取付けました。

この様な壁のフックはコートやハンガーをかけた時にどのように見えるか?
何も掛けてない時にもきれいに見えるか?
などをイメージしながらデザインを考えます。

常に見えるものだからこそデザインが大切ですね。
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アイアン 手すり

2010年02月10日 | インテリア
東京、小平のお宅に階段手すりを取付けに行きました。
八ヶ岳に別荘をお持ちで、オープンアトリエがご縁で今回の自宅手すりを造らせて頂きました。
築45年の建物をリフォームされたとのこと、それも大きな家を半分に・・・残り半分は新築に。
細部に手の込んだ仕事が残っており興味がそそられました。
建物の詳しい図面が残っておらず、現場採寸の図面を見ながら原寸大の図面をアトリエの床に書いてサイズを出しました。
一階から二階までと二階の壁を回り込んだところまで4mを超える一本の鉄を曲げてつくる事にした。
シンプルにするほど狂いが目立つので取り付けが終わるまで気が抜けませんでした。
少し狭い階段も、フラットな鉄を使うことでスペースを確保でき強度もあります。
和モダンと鉄ってけっこう相性がいいんです。

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