アトリエから・・イメージの世界で鉄と遊ぶ/上野玄起鉄の造形スタジオ

八ヶ岳南麓、森の中、川のほとり、陽だまりの中にある小さなアトリエ。八ヶ岳の暮らしとそこから生まれた作品たちを紹介します。

グループ展「温故翔新」始まります。

2010年10月29日 | 展覧会
10月30日から11月3日までグループ展を行います。
今日はその展示に行ってきました。

場所は山梨県甲斐市にある旧石川酒造内にある約150年前の座敷蔵です。

表通りからは蔵のたたずまいですが、敷地内に入ると写真のように蔵ではありません。座敷蔵というように1階2階は全て畳の間です。昔地域の結婚式などに使用していたらしく今で言う多目的ホールのような存在だった様です。
今は酒造会社としては営業をしておらず何年も開かずの蔵だった様ですが縁あってこの建物で展覧会をすることになりました。
期間限定のギャラリーですのでこの展示が終わるとまた閉じてしまいます。
私は今回、縁側と床の間に作品を展示しました。個展の開催中という事で点数は少なめですがこの空間ならではの展示を目指しました。

縁側に天井から吊るした作品「輪のリズム」です。光沢のある縁側に床にうっすらと影が落ちます。ゆっくりと動いています。写真奥にも作品が見えます。

床の間に展示した「秋の記憶」
この期間しか入ることの出来ない空間でアートとクラフトの展示をご堪能下さい。

温故翔新 ギャラリー富美(期間限定ギャラリー)
山梨県甲斐市龍丁59 旧石川酒造敷地内 山の手通りを甲府方面から双葉に向って松島団地入口交差点を過ぎて左側一件目
会期10月30日(土)~11月3日(祝・水)(会期中無休)
午前11時から~午後6時まで
10月30日11時からオープニングパーティー
参加作家
上野玄起/鉄の造形
斉藤ゆう/ガラス
諏訪正明/竹細工
清水泰/木工
マリうえだ/創作柿渋
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明日から個展です。

2010年10月25日 | 展覧会
10月26日から始まる個展「鉄のかたち」
カフェ&ギャラリー温々に搬入と展示に行きました。
室内10点、屋外4点の展示になりました。
アトリエの外に置いてあった作品たちもギャラリー空間に入りスポットがあたると急に顔つきが変わります。
約2週間の期間中多くの人に作品を見て頂けますように。
写真はお店の入口です。
ギャラリー温々
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木と鉄の机

2010年10月19日 | 家具
オープンアトリエの時に展示台に使ったものに手を加え完成させました。
天板はケヤキ、足は錆び加工してあります。
今回の個展会場の芳名台に使用するために完成させました。
実は、展覧会では芳名台がよく売れてしまいます。
オープンアトリエでも使っていた芳名台が売れたので今回新しく用意しました。
是非会場でご覧下さい。
販売も致します。

素材:木(ケヤキ)蜜蝋仕上げ
   鉄(丸棒13ミリ、9ミリ)錆び加工クリア塗装
サイズ:天板ヨコ90センチ
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個展 「鉄のかたち」ギャラリー温々

2010年10月18日 | 展覧会
個展のお知らせです。
10月26日(火)~11月7日(日)(月曜定休)10:30am~7:30pm
カフェ&ギャラリー温々(ぬくぬく)
さいたま市見沼区丸ヶ崎1856
048-686-3620
大谷石の床に土壁の空間に鉄はよくなじみます。
展示スペースを庭のようにとらえ、空間に造形作品を展示します。
土曜日、日曜日、祭日は会場に居ります。
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アイアン傘立て

2010年10月16日 | 家具
注文を頂いていた傘立てが完成しました。
やや細身で背の高いすっきりしたデザインです。
使用している材料も9ミリと6ミリの丸棒なので軽やかな感じに仕上がりました。
底の部分は傘の先端があたるのでゴムを貼り塗装を保護しています。

個展の作品づくりに集中するため今月の注文制作はこれで一休みです。
注文を頂いている皆様。
ご迷惑をおかけしますがしばらくおまち下さい。

後日個展のお知らせをアップしますのでよろしくお願いします。

傘立て
素材:鉄(丸鋼)(丸パイプ)、ゴムシート
仕上げ:つや消し黒エナメル塗装
サイズ:高さ50センチ
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ピザ釜用 鉄の扉

2010年10月12日 | 柵、門扉、アーチ
自宅にピザ釜をつくりたい、そう思っている方は多いのではないでしょうか。
私のまわりでも何軒か釜を手作りした人がいます。
今回はそんなピザ釜を自作する方からの依頼でつくったピザ釜用の鉄の扉です。

釜自体は耐火煉瓦を積んでつくるのですがこの扉を設置した状態でまわりに煉瓦を積んで行くそうです。
写真は表からですが、裏側には煉瓦を積みやすくモルタルが詰めやすい工夫がなされています。
せっかく暖まった熱が鉄の扉を通して逃げないように扉には9ミリの鉄板を使用。
裏にも4.5ミリの鉄板が溶接されているので厚さは13.5ミリあります。
今まで造ったストーブよりも厚いものになりました。

これだけの重い扉を支える蝶板、扉をしっかり締め上げる取手、かなり重厚な作りになりました。
扉にフリーハンドの切り抜き文字で名前を入れることで重厚な扉も表情が軟らかくなりました。
中に食べ物を入れることもあって仕上げには塗料を使わず、暖まった状態の時に食用油を塗り込む事にしました。

今から釜の完成が楽しみです。
と言うか、窯で焼いたピザが楽しみです。

こんな扉がつくれるにもかかわらず、我が家のピザ釜は何とも原始的なドラム缶のピザ釜なんです。
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アイアン看板(Le Blanche)

2010年10月09日 | 看板、表札、ポスト
看板や表札を納品する時に感じるのは、新築されたり、お店をオープンされたりと夢を現実にされた場面に立ち会わせて頂くんだという事です。その大事な顔を作らせて頂く訳なので責任重大です。それとともに自分に任せて頂けた喜びも感じます。

今回作らせて頂いた看板のお店は、クレイ(樹脂粘土)で創ったアートの花のギャラリーです。
Le Blancheとはフランス語で白を意味するらしく、白い壁の小さなギャラリーです。

フランス語の看板で花をモチーフにした作品が並ぶこともあってアールヌーボー調のデザインにしました。
ギャラリーの名前とギャラリーのロゴマークの薔薇は鉄板を切り抜いてあります。
切り抜き文字は背景の色で表情が変わるので飽きません。
今日はあいにくの雨ですがそれでも灰色の空が文字を引き立てます。
天気がいいと南アルプスを背景にした姿も見れます。

白い柱に黒い看板が引き立ちます。

明日のオープンを前にギャラリーにはクレイの花が飾られています。
まるで本物のようです。
ル・ブランシュ OPEN 金・土・日 11:00~17:00
北杜市高根町五町田1416-4 0551-38-7023

アイアン看板
素材:鉄
鍛造、つや消し黒塗装
サイズ:ヨコ53センチ
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溶接用手袋

2010年10月05日 | アトリエいろいろ
最近,このブログを見て下さっている方にお会いすることが多くなりました。多くの方に見て頂いていることに驚いています。
作品だけでなく溶接や鍛造,材料のこと制作途中のことなどにも興味をお持ちの方も多いので少しずつそれらの話題も書いて行きたいともいます。

今回は溶接手袋の紹介です。
夏場は暑いので手首までが短い作業用革手袋を使用していましたが
今日,この冬に向けての溶接用手袋を新しく買いました。
本来の溶接用の手袋は写真のように手首部分が長くなっています。
これはスパッタと言う熱ーい火の玉が袖口から服の中に入るのを防ぐためです。

弱点は、「夏場は暑い」「脱着が面倒」「値段が高い」
長所は、「スパッタで火傷しない」「何となくかっこいい」

今回は普通のもの(黄色白)と冬用に裏に断熱素材がついているもの(黄色)の2種類を買いました。
なんせ,真冬のアトリエは氷点下ですから、鉄板を触るだけで指先がしびれてきます。

ちなみにこの手袋は、かまどやバーベキュー、薪ストーブでも重宝します。

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