アトリエから・・イメージの世界で鉄と遊ぶ/上野玄起鉄の造形スタジオ

八ヶ岳南麓、森の中、川のほとり、陽だまりの中にある小さなアトリエ。八ヶ岳の暮らしとそこから生まれた作品たちを紹介します。

鉄の表札(荻野邸)

2010年06月05日 | 看板、表札、ポスト

約2年前に新築されたお宅に収めさせて頂いた表札です。
錆仕上げのためメンテナンスの必要があるかどうか気になっていたので立ち寄らせて頂きました。
まだとてもきれいな状態で、メンテナンスの必要は全くありませんでした。

カメラつきインターホンをカバーするように一体型の表札という依頼で制作しました。
メーカー品のインターホンは価格が立派なわりにはデザインがワンパターンでイメージが合わなくて気に入らない人も多いのではないでしょうか。
もちろん機能はすばらしいのですが・・・。
そこでインターホンを覆う形での表札に設主さんが希望されました。

一枚の鉄板を切り抜きのみで加工しサビを出して行きました。
字体も含めシンプルなだけにバランスが大切です。
夜には文字部に灯りが入ります。

表札はその家の顔になるので個性的でありながら品格が求められるのでとてもやり甲斐がある仕事です。


コメント (4)
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アイアン扉

2010年06月04日 | 柵、門扉、アーチ
仕事を依頼される時にイメージ写真などを頂く場合があります。
雑誌の切り抜きであったり、メールに写真を添付して頂いたり・・・。
ヨーロッパの町の中に使われているアイアンの写真、アンティークものの写真などさまざまです。
それらの写真からどんな素材を使うか?、作り方は?サイズは?などイメージを具体化して行きます。
結局は全て一から考えるのと同じぐらいの手間と時間がかかります。
でも自分では絶対思いつかない作り方と出会えるなど自分の表現の幅を広げる事に結びつきます。
今回の扉も一枚の写真を細部まで観察して作り上げました。
以前シャンデリアも作らせて頂いた京都のvanillaleafさんからの仕事で、取り付けなどはそちらで対応して頂きました。
vanillaleafさんは大学時代からの友人で住宅や店舗のお仕事をさせて頂いていますがいつも素敵な空間を作られるので私も楽しく仕事をさせてもらっています。
取付け写真の後ろにハープが・・・。素敵なお宅に取付けられて扉も喜んでいる様な。

素材:鉄
仕上げ:黒塗装
サイズ:扉高さ約2m
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キャンドルのためのオブジェ

2010年06月03日 | オブジェ
2メーターを超える高さのこのオブジェはキャンドルスタンドです。
20個の皿がついていてそこにキャンドルホルダーを置いて灯りをともします。
このオブジェは関西の霊園からの注文で制作しました。
どのようなシーンで使用されるのかははっきり分かりませんがキャンドルの灯りでオブジェが浮かび上がるときっとおもしろいだろうな~というイメージでデザインをしました。
暗いシーンで使用する事から明るめの塗装をしました。
是非、実際に使われるところを見てみたいです。
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春のfeel 清里現代彫刻展2010 作品

2010年06月02日 | 造形作品
清里フォトアートミュージアムで開催していた春のfeel清里現代彫刻展が無事終了しました。
今回は、館内の宿泊棟の通路脇に作品を展示しました。(11作家、13作品)
会期中にこの施設を設計された栗生明さんもお見えになり急きょギャラリートークが始まったりして楽しい展覧会となりました。
栗生さんには、ここはギャラリーを意識して設計したのでこの様な使い方をしてもらって嬉しいと言って頂きました。
尚、夏のfeel本展示は7月24日からとなります。

今回の展示作品『線』
素材:鉄
仕上げ:錆び仕上げ、クレヨンで着色
サイズ:高さ2メーター
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