アトリエから・・イメージの世界で鉄と遊ぶ/上野玄起鉄の造形スタジオ

八ヶ岳南麓、森の中、川のほとり、陽だまりの中にある小さなアトリエ。八ヶ岳の暮らしとそこから生まれた作品たちを紹介します。

錆びた鉄のポスト

2012年08月13日 | 看板、表札、ポスト
錆び鉄加工のポストの紹介です。

上部と前面が開くようになっていて前面扉は南京錠で施錠しておけるようになっています。


前面の鉄板部分はネームを切り抜いてあり表札のようにも見えます。
蝶板なども市販のものは使わず全て造作して見えてもイメージが壊れないように工夫しました。
錆仕上げの場合はあまりハードな印象はなく鉄でありながらも落ち着いたイメージになります。
錆の表情も良くシンプルでありながらも存在感のあるポストになりました。
建築は長浜信幸建築設計事務所さんで、錆鉄の表札などすでに3軒目のご依頼です。
鉄の魅力を施主様に伝えて頂ける事はとても嬉しい事です。
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デンマークウッドトレイのサイドテーブル

2012年08月10日 | 家具
お客様が持ち込まれたのはデンマーク製のウッドトレイ。
北欧らしい厚みのあるしっかりとした作りのトレイでした。

お客様がおっしゃるには
このトレイにカップ&ソーサーやポットを載せると重くて使いづらい。
でもいいものだから足をつけてサイドテーブルにしたい。

木の厚みもあったのでビス止めも可能でしたので鉄で足を作る事にしました。

裁縫のワークテーブルの横に置いて小さな道具類を置くのに使うそうです。
このテーブルの下にミシンを置きたいとの事でしたのでサイドの足は補強を上部に設け空間をとりました。
非対称の筋交いでリズムを持たせてみました。
使用材料も丸棒13ミリと9ミリを使うことで太さにも変化をつけています。

気に入ってはいるけれど使っていないものをこの様な形で生まれ変わらせる。
そんなお手伝いができ,とても楽しい仕事でした。
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アイアンオブジェ(個展・2012より)

2012年08月09日 | 造形作品
先日まで埼玉のギャラリー温々での個展で展示した作品です。
これまで小作品でしか作っていなかったKARAKUSAの作品をスタンド型の作品にしてみました。

[KARAKUSA]2012
今回のギャラリーは石の床に土壁なので製作後表面処理をしていないい状態で展示しました。
部分的に錆が出始めていますが鉄の自然な感じがこの空間に合っていました。
ただ置く場所が変わればそこの空間,イメージに左右されながらもちゃんと存在感を出してくれる作品です。

[KARAKUSA]2012
植物の蔓からイメージを膨らませた作品です。
影も一緒に楽しんで頂けました。
高さは1M60~70cmです。
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錆び鉄板、切り抜き看板(ふらここ食堂)

2012年08月07日 | 看板、表札、ポスト
お店のオープンの時に看板を作らせて頂いた八ヶ岳のイタリアンレストラン ふらここ食堂。
今回は駐車場からお店へのアプローチ入口に設置する小振りな看板を作りました。

切り抜いた鉄板は錆びた状態に加工し白く塗装した鉄板上に取付けています。
鉄板の厚み分だけ立体になっています。
アルファベット文字は一文字ずつ鉄板から切り抜き錆び加工してあります。

錆が進行すると錆びダレが白い板についてしまうのでクリア塗装でコーティングしてあります。
とは言っても鉄の看板定期的なメンテナンスも必要になります。
ただこのメンテナンスは作り立ての状態を保つという事ではなく経年変化した状態に会わせ
風合いも生かした状態にする事が目的です。
メンテナンスも作品づくりの一部になる訳です。
小さな看板ですが6ミリ以上の厚みのある存在感あるものになりました。
ロゴデザインはお店のオリジナルデザインでふらここ(ブランコ)が取り入れられています。
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