アトリエから・・イメージの世界で鉄と遊ぶ/上野玄起鉄の造形スタジオ

八ヶ岳南麓、森の中、川のほとり、陽だまりの中にある小さなアトリエ。八ヶ岳の暮らしとそこから生まれた作品たちを紹介します。

鉄の切り抜き看板と手摺(にく料理 いな穂)

2012年06月15日 | 看板、表札、ポスト
店舗の看板と階段手摺の紹介です。

看板は鉄板の切り抜き文字で床置です。
鉄板は上部にかけて緩やかにカーブしていて
表面の陰影のグラデーショがキレイです。
キレイに見せるにはそれなりの工夫があります。
カーブした鉄板の表面ががキレイに見えるように
溶接が表に出ないように工夫して組み立てました。
裏から溶接しても必ず表に溶接の跡が残るので
溶接部が全てサイドに来るように考えてあります。

文字は店主の師匠でもある道場六三郎氏の書かれたもので
筆の文字のイメージを大切に鉄板を切り抜きました。
鉄板の大きさに対しての文字のバランスも重要です。

看板後方に写っているオブジェのような木ですがこのエントランスのデザインをされたP2さんの構成です。
他にも珍しい植物や木を雰囲気よく取り入れたデザインになっています。

階段手摺のアイデアもP2さんのものでステンドグラスと鉄を組み合わせたオリジナルの手摺になりました。

現場を一度も見ずにアイデアスケッチ、サイズ表のみでメールと電話でのやり取り。
取り付けの行程をイメージしながらの制作になりました。
感覚的な部分でうまく分かり合えたので本番の施工も問題なく、仕上がりもイメージどおりでした。

JR大宮駅近くにオープンした「にく料理いな穂」
高級なお店のようですが一度勇気を出して訪れてみたいと思います。
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