アトリエから・・イメージの世界で鉄と遊ぶ/上野玄起鉄の造形スタジオ

八ヶ岳南麓、森の中、川のほとり、陽だまりの中にある小さなアトリエ。八ヶ岳の暮らしとそこから生まれた作品たちを紹介します。

鉄の表札・アイアン表札(石田邸)

2010年12月12日 | 看板、表札、ポスト

私が看板を制作させて頂いた清里のケーキ屋さんの看板をご覧になられてご依頼頂きました。
八ケ岳にある角ログの山荘の表札です。
ログハウスは木の力が強いのでそれに負けないように大きさや材料選びをしなければなりません。
この表札は個人宅の表札としては少し大きめに造っています。
鍛造部分の鉄の角棒もいつもより少し太い16ミリのものを使いました。

山荘内の照明はルイスポールセン、ストーブはベルギー製のエッフェル、真空管アンプのオーディオからジャズが流れています。
私の好みに近いものがあったためイメージはしやすかったです。

デザインはログに負けない重厚感を保ちながらも北欧スカンジナビアの伝統的デザインの要素を取り入れました。
字体はオリジナルですが重くなりすぎないように動きのあるものをイメージしました。
オーナーさんとの会話を思い出しながら字体を含めてデザインを練り上げて行きます。
他には、ログの場合はセトリングと言って年数によって建物の自重で木が沈み込む事を想定して取付け方も工夫しなければなりません。

今回もオーナーさんにはとても気に入っていただけました。
その瞬間がやはり一番嬉しいですね。

素材;鉄
大きさ:幅約60センチ
つや消し黒塗装仕上げ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« グループ展「あるまじろ展'10」 | トップ | 鉄板 切り抜き看板(APPLE H... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

看板、表札、ポスト」カテゴリの最新記事