Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

添釜

2013年06月11日 | 茶道
高麗茶陶展と、その添釜に伺ってきました。

斗々屋、蕎麦、柿の蔕、伊羅保、粉引、三島、御本・・・。
それぞれ雰囲気がよく出ていて、できるもんなんだなぁと感心しました。時代の本物の高麗なんてそうそう手に入らないし。

青磁の緑が非常に透明感が高く、とても明るい緑。個人的には月白とか陰青とか七官とか・・・白濁した青磁のほうが好みかも、ということに、申し訳なくもすごく透明で明るい澄んだ緑の青磁を見ながら気づいてしまいました。

南蛮の建水。
違う作家さんの作品ですが私もひとつ持っていますが、それより軽くて、いいかも。シマッタ、こっちがよかったかなぁ。
いくつか形のパターンがありましたが、形は、私が買ったのと同じ形がやっぱしいい気がする。その点はよかった。
南蛮の花入もいいものですね。花がすごく生きる。花入が生きる花入ではないけれど、それはそれでとても重要なことです。そういう意味では徳利型の南蛮花入、何なのかは分からないけれど、もう一つ二つ、何か物足りない気がして、何だろうかとじーーーっと見てしまいました。


添釜は、茶陶展の作品をいっぱいに使って、お茶碗に水指に建水はもちろん、蓋置、お茶器まで。
ラッキーにも宗家の先生がご正客に入られたお席に同席させていただき、楽しくお道具話を伺うことができました。
添釜なのでかしこまりすぎず、親しい雰囲気。
お運びをしてくださった方が、お菓子やお茶をお出しくださったり下げてくださったりのときに、視線を合せて穏やかににっこりしてくださったのが何より嬉しかったです。
そういう、穏やかで親しみやすい雰囲気あってのお道具だなぁと思ったり。
でもお軸もお花もお道具も素晴らしく、添釜とは思えない充実したお席に、すごく満足して帰ってまいりました。

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