Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで14年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

ブラックフォーマルの靴

2007年03月06日 | fashion
先週親戚に不幸があり、告別式に参列しました。
喪服は、それなりの年齢になったときに用意し、その後もう1着買っていますが、靴を用意するようになったのは、それよりかなり後になってからでした。

黒のパンプスなんて常に1足はあるわけで、「履く靴がない」という事態はなかったのですが、そうとうにくたびれた靴で伺ったことは度々・・・。
亡くなった方にお別れする真摯な気持ちからきちんとした身なりをということもありますが、ご葬儀などはいろいろなシーンで靴を脱ぐことになる局面が意外と多く、黒の靴ばかりがたくさん並ぶ中に、しかも親戚衆の間でどれが誰の靴か分かる状況になることも珍しくないため、あまりに履き慣れた靴では恥ずかしい思いをすることになるのです。
そこで、専用に1足用意してあれば、急なことでも安心なのです。

ブラックフォーマルの服と同様、あまりファッショナブルなのも失礼ですし、1年にそうそう何度も履くものではないため長~く履けるよう、流行のデザインでない方が無難です。もちろん光沢あるエナメルは×!
また、季節や天候を選べないため、炎天下や、雨や雪ということも多いです。(そういう季節を越せないことがあるためです。) またご自宅で外を歩かせていただくことも多いので、土や砂利の上を、しかも何か持っていると、足元に注意を払えない状況もありえます。そういう過酷な使用状況を想定し、ブラックフォーマルのバッグなどは革でなく布帛が正式とはいいますが、革で、足をきちんを覆うものが安全です。


この靴は、あるときバーゲンの靴売り場で見つけ、「専用にする!」と決意して買ったものです。
黒の革で、繰りが深くなくしっかり包み込み、ヒールもやや太さのある5cm程度。ぐらつくことのないしっかりした靴です。フロントの飾りは布帛で、ブラックフォーマルにはぴったりです。
もう5~6年、祖母はじめ何人かの故人を送った日を思い出す靴です。

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