キッチン濃茶修行

昨夜からのどが痛い
午前中に出かけた先で、後ろの奥様方が
「うちの子、今日から学級閉鎖になっちゃって」
「あら、じゃぁ全クラス全滅！？」
「そうなのよ～」
という会話を聞いて、ひえ～インフルエンザの流行が始まったとは聞いたけれど、そんなに！　と思ったら、他人事ではありませんでした。
熱は出ていないので・・・　どうか単なる風邪の初期症状でありますように。

とりあえず悪化しないうちに風邪薬！


さて、風邪の引きはじめには・・・　濃茶です
ビタミンたっぷり、カテキンたっぷり、サポニンたっぷり。
さっそくやかんでお湯をかんかん沸かして、キッチン濃茶です。
もちろん、忘れずお菓子お菓子

実は、いままで、お稽古でなく家や職場でお濃茶を練って、おいしくいただけたことがありません。
もちろんお茶碗は温めるし、茶筅もお湯を通し、パントリーの給湯器はともかく家ではよく煮え湯にするのですが・・・。

今日も、
苦ッ

風邪薬だと思うから飲んじゃったけど、ぜんぜんおいしくありません、というか。まずい。
お稽古では時には「おいしい」と言っていただくし、自服でも、そんなに「まずい～」と思ったほどは最近はあまりないのですが・・・。
何が違うのでしょう。


ふと気づいて、もう一服練ってみました。
意識的にものすごーくゆっくり、ゆっくり・・・。

なんと、こんどは「まぁまぁ」です。
おいしいほどではないけれど、少しは甘みも・・・

自分ではいつもと同じにゆっくり練っていたつもりでも、やっぱり台所で立って、やかんから・・・。
練る手が早いようです。
ご挨拶から、お点前の手順を追って濃茶を練る流れは、知らずに、気持ちを穏やかにゆったり落ち着かせる手順でもあるようです。台所でイメージする以上に、ゆっくり、練っているのですね。


しかしまだイマイチだなぁ～。

とはいえ、いくら風邪薬だからってお濃茶を立て続けに３服もいただくのもどうかと思い、ひとまず仕舞わせていただきました。。。

風邪、悪化しないうちに治りますように。