さて昨日の夜は、送別会にも参加。中華料理のお店でした。
仕事で参加させていただいていた社外のワーキンググループで、私は2年半ほどでしたが、もうおひとり長く貢献してこられた方も定年退職されるとのことで、併せて送別会を開催していただき、うれしく参加しました。
あらためてWGの内容を離れて皆さんのお話を伺うと、このWGは面白いところがあって、
「このWGにはITの人間だけが参加していてはいけない、という上役の判断で、生産系の自分が参加している」
「このWGにはうちの会社はITの人間も参加したほうがよい、という上役の考えで参加している」
という両方のお話があり、要は、IT系のポジション・経歴の方と、実務系のポジション・経歴の方が混在しているWGでした。
とはいえ、実は両方のお仕事に配属になり経験されたキャリアの持ち主が多いですが・・・
私が10年ばかり参加してきた有志の社外活動とにています。ライン業務の実務とITの「橋渡し」あるいは「重なるところ」の必要性ということになります。
両方に「自分のことを分かってくれる身うち」と思ってもらえるくらい、両方の性質やクセを理解してマッチングしてコーディネートできる人がいないと、ITを役立てて仕事を効率よくすることは難しい、それくらい異質であり、それをしてもよいくらいうまくいった場合の効果は巨大になる、という関係にあると思っています。
「私はこちら側の人間なので、そちら側のことは分からないから」と言っているうちはそれはできませんね。
自分の守備範囲を出てそちら側に踏み入り、そちら側の人になるくらいの気持ちがあれば新しい仕事の内容や性質をつかむことはそれほど難しいことではないし、それが相手にも伝われば、信頼関係ができ、初めて展開や受け入れの下地ができます。
またそれは、誰よりも自分が、他人と違う強みを持ちオンリーワンになる近道になります。
2つ、あるいは3つ4つの仕事について語れるくらい理解することは、フィールドを「移す」のではなく「広げる」ことであって、立脚点が1点より2点になれば深さは2倍以上になるし、3点になって三角形になればその枠の広がりは計り知れなくなります。海外などでダブルメジャー・トリプルメジャーは、単に2つの専門家、3つの専門家というだけでなく評価されるのはそこの評価でしょう。
ただしそうやって評価する視点もない社会では、そんな選択をする人も出てきにくいですね。
さて、もうひとつは、ご挨拶のなかで、標準化ということについて「標準化に失敗するといっこうに効率化しないし、だんだん負けてしまうので」「競争するところではない、とにかく同じにしていかないと効率化しない」「うちの会社はこういった検討や開発を独自でやるほどマンパワーを割けないので早く同じものを使えるようにして欲しい」というコメントが複数の方からあったことが心に残り、寂しく聞きました。
仕事で参加させていただいていた社外のワーキンググループで、私は2年半ほどでしたが、もうおひとり長く貢献してこられた方も定年退職されるとのことで、併せて送別会を開催していただき、うれしく参加しました。
あらためてWGの内容を離れて皆さんのお話を伺うと、このWGは面白いところがあって、
「このWGにはITの人間だけが参加していてはいけない、という上役の判断で、生産系の自分が参加している」
「このWGにはうちの会社はITの人間も参加したほうがよい、という上役の考えで参加している」
という両方のお話があり、要は、IT系のポジション・経歴の方と、実務系のポジション・経歴の方が混在しているWGでした。
とはいえ、実は両方のお仕事に配属になり経験されたキャリアの持ち主が多いですが・・・
私が10年ばかり参加してきた有志の社外活動とにています。ライン業務の実務とITの「橋渡し」あるいは「重なるところ」の必要性ということになります。
両方に「自分のことを分かってくれる身うち」と思ってもらえるくらい、両方の性質やクセを理解してマッチングしてコーディネートできる人がいないと、ITを役立てて仕事を効率よくすることは難しい、それくらい異質であり、それをしてもよいくらいうまくいった場合の効果は巨大になる、という関係にあると思っています。
「私はこちら側の人間なので、そちら側のことは分からないから」と言っているうちはそれはできませんね。
自分の守備範囲を出てそちら側に踏み入り、そちら側の人になるくらいの気持ちがあれば新しい仕事の内容や性質をつかむことはそれほど難しいことではないし、それが相手にも伝われば、信頼関係ができ、初めて展開や受け入れの下地ができます。
またそれは、誰よりも自分が、他人と違う強みを持ちオンリーワンになる近道になります。
2つ、あるいは3つ4つの仕事について語れるくらい理解することは、フィールドを「移す」のではなく「広げる」ことであって、立脚点が1点より2点になれば深さは2倍以上になるし、3点になって三角形になればその枠の広がりは計り知れなくなります。海外などでダブルメジャー・トリプルメジャーは、単に2つの専門家、3つの専門家というだけでなく評価されるのはそこの評価でしょう。
ただしそうやって評価する視点もない社会では、そんな選択をする人も出てきにくいですね。
さて、もうひとつは、ご挨拶のなかで、標準化ということについて「標準化に失敗するといっこうに効率化しないし、だんだん負けてしまうので」「競争するところではない、とにかく同じにしていかないと効率化しない」「うちの会社はこういった検討や開発を独自でやるほどマンパワーを割けないので早く同じものを使えるようにして欲しい」というコメントが複数の方からあったことが心に残り、寂しく聞きました。
でもどういう立場を採りがちかということは、どういう立場にいたことが評価されるか、結果的に有利になったお手本を示しているか、ということであって、けっきょく、組織が、組織の人たちが、そうさせているということです。
守勢ではイケナイといくら言っていても、守勢にたつほうが良さそうだと感じる現実をみんなに見せてしまっているなら、組織がほんとうに要請している行動は口で言っている要請とは反対だということです。そういう人たちが多い組織に、なるべくしてなっているに過ぎないと思います。
せめて、どこもそうなのか、他は違うのか、を確かめる程度の問題意識があるといいですね。
窘められるのが当社の現状。組織で検討するって自分以外にその関係の専門家はいないじゃない、とでも言いたくなるくらいです。技術を売りにする割には専門技術者の評価が低いですよね。人の成果を判断する方で、上司に受けのいい人が結局は偉くなっているので、若手、中堅は冒険しないですよね。でも皆が守勢に回っていたらいつかは会社は衰退します。同業他社に対して差別化技術を持つことを生きがいに還暦近くなっても戦ううさぎです。決意表明!!
競合相手もそうだといいですね。