蛾は、どうも苦手なのと、何しろ種類が多いのであまり撮らないのですが、今日は珍しく蛾の話題です。
小さいのですが、これが調べて驚きました。
我が家のキッチンでは時々虫が見つかる。
というよりは、キッチンなので、妻が「何か虫がいる。」と叫ぶことが多い。
前にも何度か書いたのだが、キッチンでの最大の収穫はコカブトムシ。
さて、今回はスーパーで購入したキャベツを洗ったら、小さな青虫がいたというのだ。
モンシロチョウの幼虫だと思って、一応確保した。
10mm以下の小さな幼虫で、モンシロチョウなら撮影することもないだろうと、キャベツの切れ端と一緒にシャー状の容器に入れた。
ところが、翌日その幼虫がいなくなってしまった。
何と容器の天井付近に糸を引いてさなぎになったようだ。
では、何出てくるのかと何日か待っていると、10mm弱の蛾が羽化した。
見たことがないし、何の蛾の仲間かもわからず、虫の師匠のTさんに聞いたら、すぐにメールが来て「コナガ(小菜蛾)」と教えてくれた。
この蛾を調べるとすごいことが書かれていた。
・全世界に分布する重要害虫である。
・成長が早く暖地では10回発生以上する。
・あらゆる殺虫剤に抵抗性を獲得している。
・合成殺虫剤が導入される1940年代以前は、重要な害虫ではなかった。
DDTなどの普及で、コナガの天敵が減ってしまったが、コナガはDDTに耐性を持つ世界初の作物害虫となった。
要するに、殺虫剤を使うほど天敵が減り、コナガの天下となる。
これで、世界的な重要害虫になったのか?
対策もいろいろととられているようだが、有機野菜や無農薬野菜ではなくても、この幼虫が入っている可能性はあるようだ。
全く知らない虫の世界が垣間見えた。
参考にしたのは以下のサイトです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%8A%E3%82%AC
http://newfarm.rodaleinstitute.org/japan/features/200208/200208012Konaga/p01/SJ_konaga1.shtml
相変わらず、我が家のキッチンンは、いろいろと出てくる。
次は何だろう。
にしてもDDTが効かないなんて
恐ろしいですね。
毒こそないにしろ、害虫ですものね。
やはり昆虫奥が深い!
次回編も楽しみにしています。
ではでは。。。。。。や
まあ、昆虫はほんの入り口しかのぞいていない感じですね。
まあ、本音では気持ち悪いのまでは見たくないですが、知らないことだらけ。
それにしても暑いのに精力的に探していますね。