ハネカクシという昆虫は知っていたが、あまり興味を持っていなかった。
これは11月に長池の手すりで撮ったハネカクシの仲間。
色や形から種名がわかるかと思ったが、例によってこれも調べても判明しなかった。
5月に小山内裏公園の森の中にいたものだが、これもわからない。
ハネカクシというと、アオバアリガタハナカクシしか名前を知らなかった。
強烈な毒をもっていて、大発生して人が被害にあって新聞に載ったこともある。
それ以外は知らなかったが、この甲虫目、ハネカクシ科は、ゾウムシと同じくらい種類が多いのだが、研究者が少ないので未発見種も大変多いとか。
ハネカクシは、「昆虫はすごい」の著者丸山宗利さんが専門家で、先日紹介した情熱大陸では、東南アジアにアリの巣の中にいるハネカクシを採集に行っていた。
改めて録画したのを見たが、ゾウのいるジャングルの中で、真夜中にサスライアリの引っ越しの時だけ出てくるハネカクシを採集するのはやっぱりすごい。
もう一つハネカクシで驚いたのは、カメムシでいうと幼虫のような形で翅があるように見えないが、小さな上翅に後翅を小さくたたんで入れていて、飛翔もできる。
ところがテントウムシやカメムシなどの甲虫は後翅をしまうのにモタモタとゆっくりだが、ハネカクシはさっと畳んでしまうそうだ。
それも、左右の後翅を重ねて畳んでお尻で短時間に押し込んでしまうみたいだ。
ということも、最近になってわかったことだとか。
いろいろと面白いので、俄然興味が出てきたのだが、なんとも小さいのが困る。
小さいのが見にくくなってきたこの時に興味が出てきてもねえ。
もっぱら、パソコンで検索して動画を見たりしている。
そうですか、やはり未同定になってしまいますか。
確かに研究があまり進んでないようでぼくも撮影しても未同定になっていることが多いです。