今日はMさんと午前中だけのプチ遠征で先日のヒメスギカミキリを撮ったところへ出かけた。
晴れて20℃になるというのだが、9時ごろ着いた時には日差しも弱く気温も低めで、虫が少ない。
スギ伐採木にも何もいない。
かなり捜し歩いて10時過ぎたころ、道端にある杉の伐採木にやっと1匹のヒメスギカミキリが歩いているのを見つけた。
そこで杉の皮の剥がれかかった下に、触覚と脚がわずかに見えたので、何気なく皮を剥がすとこんなの出てきた。
お―、以前から見たかったスギカミキリではないですか。
この時期だけに現れて、夜行性で昼間は樹皮下に隠れているのでなかなか見られない。
体の大きさや触角の長さから右が♂で、左が♀のようだ。
♂は前肢をやさしく♀の体に乗せている。
気温が低いからか全く動かない。
いろいろな角度から写真を撮ったが、それでも動かない。
過去にもこんなことがあり、たくさん撮った後に死んでいたとわかって、がっかりしたことがある。
いやな思いがして、草で少し触ってみたが、全く動かない。
えー、死体かよと思いながら小枝で少し強くつつくと、触角と脚が少し動いた。
さらにもう少し動いた。
生きているみたいだ。
メスにかぶさるようになった。
また動かなくなってしまったので、顔も撮影。
それでも動かない。
さらにアップするとこんな怖そうな顔。
林業関係者では、大変な害虫ということらしい。
その後、陽が差して気温も上がったからか、そろそろと動き始めた。
♂は丸太の下の方に降りてしまい、♀は樹皮の隙間に潜って発見した時のような形になった。
もっとも最初はこんなに触覚や尻が出ていなかったが。
虫が少なく、狙っていたのが全くいなくて、もう帰ろうかという時にこんなのが見つかって良かった。
二人で気分良く、昼頃帰宅した。
今日も、乗せてもらってMさんに感謝です。
この運が続きますように。
ゆっくり撮れてよかったですね。
最初は死んでいるのかと思いましたよ。
また、よろしくお願いします。