相変わらず手すり観察をしています。
見つけたのは、じっと動かないフタスジヒラタアブの幼虫です。
手すりにいるのは、ほとんどが手すり上部をどこへ行きたいのか延々と歩いているものが多いが、こいつは手すりの横側で直角方向に巻き付いてじっとしていた。
新開さんのひむか昆虫記には、「襟巻アブ」と書いてあった。
一見して頭が上のように見えるが、下が頭です。
すぐそばには、コミミズクの幼虫が、これもじっとして動かないでいた。
実は、動かないのが大正解でした。
2週間ほど前、手すりで見つけたのは、T字型をした何とも変な虫。
近づくと、フタスジヒラタアブの幼虫が獲物を捕まえているようだ。
さらによく見ると、獲物はコミミズクの幼虫だった。
でも、何でコミミズクの幼虫は腹を上に向けているのか?
歩いてきたのを待ち伏せて捕まえたら、下向いているのでは。
1枚目の写真のようにじっと待っていて、手すりの上を歩いてきたのを反転して捕まえればこうなるのだが???
そういえば、この時一瞬反り返って獲物を持ち上げてまた戻ったりしていた。
捕まえるところを見ないとわからない。
さらに、近づいてよく見ると、小さな虫も一緒にくわえているように見える。
いったい、どうなっているのだ?
まあ、つついたり、バラしたりしなかったので、これ以上は分からなかった。
この時期、フタスジヒラタアブの幼虫も、コミミズクの幼虫も手すり上でよく見るが、こういう出会いも日常茶飯事なのだろうと思った。
不思議で面白いです。
こんな小さな幼虫の世界でも弱肉強食が繰り広げられているんですね。
様々な謎が溶けるとよいですね(~▽~@)♪♪♪
歌舞伎町にいましたか?
先日、新宿御苑で虫探ししましたが、いろいろ楽しめました。
今回は、詳しい説明をありがとうございました。
そうですか、体全体がセンサーなのですか。
確かに見かけたのはこの時期ばかりですね。成虫もまだ撮ったことがないです。
ちなみに故・岩田久仁雄博士は本種や同類の幼虫の身構え方を「指輪」、と表現していました。私が「襟巻き」と表現したのは、真冬に見られることからでしたが、、、。