【買いたい新書】にNo.240: 養老孟司「考える読書」を取り上げました。一種のリファレンス本です。
http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1413267051
バカの壁」の著者として知られる養老孟司は,大の読書家でミステリーファンです。その養老先生が雑誌「小説推理」に2001年1月号以後,2007年12月号までに断続的に発表した読書随筆35本をまとめたものが,『小説を読みながら考えた』(双葉社, 2007/4) として刊行された。本書はその改題・新書版です。
この本には113冊の新刊・旧刊の本が取り上げられていて,スティーヴン・キング,ジョン・グリシャム,ディック・フランシス,ジェフリー・ディーヴァー,ダン・ブラウンなどのミステリーやミヒャエル・エンデ,トールキン,ロバート・ジョーダンなどのファンタジーが紹介されている。著者が好んで読むのは,英語ペーパーバックか翻訳のようで,日本の作品では石黒耀『死都日本』,高野和明『幽霊人命救助隊』,中島岳志『中村屋のボース』などが取り上げられている。
『中村屋のボース』は新宿のレストラン「中村屋」の店主夫婦がインド独立の志士チャンドラ・ボースを援助する話で、私は日下部眞一さんからプレゼントされた。
総じて「読書案内」というより,書物から触発された多様な主題について「養老節」を味わえるのが本書の魅力。
その一方で,竹岡俊樹『オウム真理教事件 完全解読』(勉誠出版)を取り上げた「実証ということ」,有名な社会学者の科学不正を暴いた羽入辰郎『マックス・ウェーバーの犯罪』(ミネルヴァ書房)を高く評価した同名の随筆,意識と神の起源と統合失調症の発生を扱ったJ.ジェインズ『神々の沈黙』(紀伊國屋書店)を紹介した異色の書評「正体不明」がある。
また評論家加藤典洋『テクストから遠く離れて』(講談社)読んで書かれた「批評とはなにか」という考察は,きわめて独創的で一冊の本が書けそうです。こういうふうに,この本は「考えるため」のヒントと素材に満ちている。だから「考える読書」なのであろう。解剖学者養老孟司の脳の中が解剖できる面白い本です。
10/20(月)、久しぶりに「買いたい新書」でグーグル検索したら137万件ヒットした。残念ながら1位はアマゾンで、わが「買いたい新書」書評は2位に転落していた。しかし相手がアマゾンではいたし方ない。FMLの藤井さん「商標登録」しておくとよかったですね。
追記:10/23(木)夜に再検索したら、「買いたい新書」が再び145万件のトップになっていた。なんで一気に8万件も増加したのかわからない。もしかして武田ブログと私のメルマガの影響力か?
驚いたのは元「朝日」の例の植村隆記者が非常勤講師をしている、札幌の「北星学園大学」まで「買いたい新書」というブログを設けていて、これが第6位になっていた。
http://www.ipc.hokusei.ac.jp/~z00360/diary.html
植村隆さん、身にやましいところがないのなら、記者会見を開いて正々堂々と「右派」論陣に反論して下さい。北海道警も全力で貴方を警護するでしょう。
私が「修復腎移植」問題で、万波誠擁護の論陣をはるように、貴方の「反論権」は私がいのちをかけても保証します。それが真の言論の自由(Freedom of Speech)というものです。
「在日の特権を許さない会(在特会)」などにも呼びかける。英科学捏造の防止に「研究公正局(ORI)」が必要なように、日本でも「プレス苦情処理委員会(PCC)」が必要だ。嫌がらせや脅迫はやめ、そのためにエネルギーを投入しよう。それが日本を今よりもよくする。
http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1413267051
バカの壁」の著者として知られる養老孟司は,大の読書家でミステリーファンです。その養老先生が雑誌「小説推理」に2001年1月号以後,2007年12月号までに断続的に発表した読書随筆35本をまとめたものが,『小説を読みながら考えた』(双葉社, 2007/4) として刊行された。本書はその改題・新書版です。
この本には113冊の新刊・旧刊の本が取り上げられていて,スティーヴン・キング,ジョン・グリシャム,ディック・フランシス,ジェフリー・ディーヴァー,ダン・ブラウンなどのミステリーやミヒャエル・エンデ,トールキン,ロバート・ジョーダンなどのファンタジーが紹介されている。著者が好んで読むのは,英語ペーパーバックか翻訳のようで,日本の作品では石黒耀『死都日本』,高野和明『幽霊人命救助隊』,中島岳志『中村屋のボース』などが取り上げられている。
『中村屋のボース』は新宿のレストラン「中村屋」の店主夫婦がインド独立の志士チャンドラ・ボースを援助する話で、私は日下部眞一さんからプレゼントされた。
総じて「読書案内」というより,書物から触発された多様な主題について「養老節」を味わえるのが本書の魅力。
その一方で,竹岡俊樹『オウム真理教事件 完全解読』(勉誠出版)を取り上げた「実証ということ」,有名な社会学者の科学不正を暴いた羽入辰郎『マックス・ウェーバーの犯罪』(ミネルヴァ書房)を高く評価した同名の随筆,意識と神の起源と統合失調症の発生を扱ったJ.ジェインズ『神々の沈黙』(紀伊國屋書店)を紹介した異色の書評「正体不明」がある。
また評論家加藤典洋『テクストから遠く離れて』(講談社)読んで書かれた「批評とはなにか」という考察は,きわめて独創的で一冊の本が書けそうです。こういうふうに,この本は「考えるため」のヒントと素材に満ちている。だから「考える読書」なのであろう。解剖学者養老孟司の脳の中が解剖できる面白い本です。
10/20(月)、久しぶりに「買いたい新書」でグーグル検索したら137万件ヒットした。残念ながら1位はアマゾンで、わが「買いたい新書」書評は2位に転落していた。しかし相手がアマゾンではいたし方ない。FMLの藤井さん「商標登録」しておくとよかったですね。
追記:10/23(木)夜に再検索したら、「買いたい新書」が再び145万件のトップになっていた。なんで一気に8万件も増加したのかわからない。もしかして武田ブログと私のメルマガの影響力か?
驚いたのは元「朝日」の例の植村隆記者が非常勤講師をしている、札幌の「北星学園大学」まで「買いたい新書」というブログを設けていて、これが第6位になっていた。
http://www.ipc.hokusei.ac.jp/~z00360/diary.html
植村隆さん、身にやましいところがないのなら、記者会見を開いて正々堂々と「右派」論陣に反論して下さい。北海道警も全力で貴方を警護するでしょう。
私が「修復腎移植」問題で、万波誠擁護の論陣をはるように、貴方の「反論権」は私がいのちをかけても保証します。それが真の言論の自由(Freedom of Speech)というものです。
「在日の特権を許さない会(在特会)」などにも呼びかける。英科学捏造の防止に「研究公正局(ORI)」が必要なように、日本でも「プレス苦情処理委員会(PCC)」が必要だ。嫌がらせや脅迫はやめ、そのためにエネルギーを投入しよう。それが日本を今よりもよくする。
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