【韓国の未来】
韓国の3/28付、中央日報が<韓国、1月出生児数史上最低…34カ月連続最低記録>と報じている。
「1月の出生数が関連統計作成を始めた1981年以来1月基準で史上最低値を記録した。
韓国統計庁が27日に発表した「1月人口動向」によると1月の出生数は3万300人で、前年同月より2000人(-6.2%)減った。親達が子供の家(保育園)・幼稚園で自分の子供が同い年の子供達より小さいことを望まない傾向から通常1月に出生数が最も多くなる。しかし、ことし1月も出生児減少傾向は続き、前年同月と比べた出生数は34カ月連続最低記録を更新中だ。」
この記載からは、韓国も日本と同じく4月入学であり、日本と違い数え年で、1月生まれの子は4月以後に生まれた子に対して、4ヶ月年長で幼稚園・小学校に入ることがわかる。
韓国は若者が「ヘル朝鮮」と自嘲するように、若者の失業率が高く、過度の学歴競争のため教育費が膨大になり、結婚しない若者・結婚しても子どもを作らない夫婦が増えている。人口の維持に必要な合計特殊出生率はとっくに1.5を割って、0.98と世界最低にランクされている。
日本批判に夢中になっている文在寅大統領は、少子高齢化対策に2016〜18年の3年間に日本円にして約11兆円をつぎ込んだというが、まったく効果をあげていない。
まさか財源がないから、日本の「戦犯企業」の在韓資産を差し押さえるという手段に出ているのではあるまいが…。
韓国の人口減の見通しが、どれだけ深刻化については、3/29付「日経」がソウル支局発のすぐれた記事を掲載していたので、pdfで添付する。(元記事切り抜きは、蛍光ペンでグリーンと赤の線を引いてあるので、「200画素、8ビット・グレー」でスキャンした。)
(上:日経3/29記事)
韓国は東アジアの諸国では珍しく、キリスト教が盛んな国(ソウルでは人口の67.6%。仏教徒は元新羅の地域に多く、慶尚南道や大邱・釜山で約70%)なのだが、「親孝行」というような儒教の倫理は、いまどうなっているのだろうか、と思う。(浅見雅一・安 廷苑「韓国とキリスト教:いかにして“国家的宗教”になりえたか」中公新書、 2012/7)
事大主義の国だから、朝鮮戦争休戦後に、米軍の朝鮮統治が始まると、みないっせいにキリスト教(プロテスタント)に改宗した。これ以外に韓国におけるプロテスタント普及は考えられない、と私は思う。要するに立身出世の手段だったのである。
首都ソウルには2012年度、信者約7万人、年間予算約45億円の長老派(プロテスタントの一派)の教会があるという。規模としては世界最大である。(長老派=Presbyterianという言葉は、ラテン語のpresbyter=長老から来ている。なお医学では「老眼」のことをpresby-opiaという。Opiaは「目の状態」を表す言葉である。)
シャーマニズム(巫俗信仰:ふぞくしんこう)が根底にあるから、「集団結婚」で有名になった「世界統一教会」なども韓国で生まれた。
朴槿恵前大統領は教会に深入りしたことが、失脚の遠因となった。父の朴正煕大統領は国家的行事にはキリスト教を利用したが、個人的にはクリスチャンでなかったと上記書(P.120)にある。
恐らく母についで父を暗殺されたことによる「心のすきま」を埋めるものとして、牧師とその娘との親交を必要としたのであろう。
それにしても「人口減少社会の到来」という未来予測をやわに考えていると、韓国は崩壊の危機にさらされると思う。「親日清算」などという愚劣な政策を実施しているようでは、優秀な学生は日本の外国人労働者の受け容れ拡充政策にともない、韓国ではなく日本で就職するようになるだろう。特にAIがらみの人材はそうだ。
(無断転載禁止)
韓国の3/28付、中央日報が<韓国、1月出生児数史上最低…34カ月連続最低記録>と報じている。
「1月の出生数が関連統計作成を始めた1981年以来1月基準で史上最低値を記録した。
韓国統計庁が27日に発表した「1月人口動向」によると1月の出生数は3万300人で、前年同月より2000人(-6.2%)減った。親達が子供の家(保育園)・幼稚園で自分の子供が同い年の子供達より小さいことを望まない傾向から通常1月に出生数が最も多くなる。しかし、ことし1月も出生児減少傾向は続き、前年同月と比べた出生数は34カ月連続最低記録を更新中だ。」
この記載からは、韓国も日本と同じく4月入学であり、日本と違い数え年で、1月生まれの子は4月以後に生まれた子に対して、4ヶ月年長で幼稚園・小学校に入ることがわかる。
韓国は若者が「ヘル朝鮮」と自嘲するように、若者の失業率が高く、過度の学歴競争のため教育費が膨大になり、結婚しない若者・結婚しても子どもを作らない夫婦が増えている。人口の維持に必要な合計特殊出生率はとっくに1.5を割って、0.98と世界最低にランクされている。
日本批判に夢中になっている文在寅大統領は、少子高齢化対策に2016〜18年の3年間に日本円にして約11兆円をつぎ込んだというが、まったく効果をあげていない。
まさか財源がないから、日本の「戦犯企業」の在韓資産を差し押さえるという手段に出ているのではあるまいが…。
韓国の人口減の見通しが、どれだけ深刻化については、3/29付「日経」がソウル支局発のすぐれた記事を掲載していたので、pdfで添付する。(元記事切り抜きは、蛍光ペンでグリーンと赤の線を引いてあるので、「200画素、8ビット・グレー」でスキャンした。)
(上:日経3/29記事)
韓国は東アジアの諸国では珍しく、キリスト教が盛んな国(ソウルでは人口の67.6%。仏教徒は元新羅の地域に多く、慶尚南道や大邱・釜山で約70%)なのだが、「親孝行」というような儒教の倫理は、いまどうなっているのだろうか、と思う。(浅見雅一・安 廷苑「韓国とキリスト教:いかにして“国家的宗教”になりえたか」中公新書、 2012/7)
事大主義の国だから、朝鮮戦争休戦後に、米軍の朝鮮統治が始まると、みないっせいにキリスト教(プロテスタント)に改宗した。これ以外に韓国におけるプロテスタント普及は考えられない、と私は思う。要するに立身出世の手段だったのである。
首都ソウルには2012年度、信者約7万人、年間予算約45億円の長老派(プロテスタントの一派)の教会があるという。規模としては世界最大である。(長老派=Presbyterianという言葉は、ラテン語のpresbyter=長老から来ている。なお医学では「老眼」のことをpresby-opiaという。Opiaは「目の状態」を表す言葉である。)
シャーマニズム(巫俗信仰:ふぞくしんこう)が根底にあるから、「集団結婚」で有名になった「世界統一教会」なども韓国で生まれた。
朴槿恵前大統領は教会に深入りしたことが、失脚の遠因となった。父の朴正煕大統領は国家的行事にはキリスト教を利用したが、個人的にはクリスチャンでなかったと上記書(P.120)にある。
恐らく母についで父を暗殺されたことによる「心のすきま」を埋めるものとして、牧師とその娘との親交を必要としたのであろう。
それにしても「人口減少社会の到来」という未来予測をやわに考えていると、韓国は崩壊の危機にさらされると思う。「親日清算」などという愚劣な政策を実施しているようでは、優秀な学生は日本の外国人労働者の受け容れ拡充政策にともない、韓国ではなく日本で就職するようになるだろう。特にAIがらみの人材はそうだ。
(無断転載禁止)