ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

週頭の街頭活動/箱物行政

2022-07-06 20:46:24 | お仕事
週頭の街頭活動。
雨の上がった本日になりました。
新伊達博物館 基本設計概要説明について。
詳細は、議員限りとのことで触れませんが、基本設計を市民に説明する機会が持たれる予定で、8月に7回の開催が計画されております。どうぞ、ご参加下さいませ。
私がもっとも懸念する点は、新伊達博物館の1階に整備される常設展示室の更新費用や管理コストです。
現伊達博物館の機能は、津波被害を避ける高さ(収蔵庫の床レベルは5.8m)を確保した2階にある企画展示室で維持されるとのことですが、およそ同じほどの面積が確保される1階部分の常設展示について、常設と言っても、数年に一度の更新は必須でありますから、その費用はいかほど掛けるつもりなのかと思ってしまいます。
映像スペースを設けるとなるとそこで上映する動画等のコンテンツの制作・更新にコストがかかります。
伊達博部分だけで現在年間5千万の費用が掛かっているという話を聞くと、同様に一階部分に5千万円ほど掛かっても不思議ではありません。
公共施設は、建てたら終わりではなく、税金を投入して整備した物「箱物」をどう活用するか、いかに稼がせるかが大事です。
もちろん、「稼ぐ」は、収益を上げるということではありませんが、税金投入した限りは、より高いB/Cを求めるべきで、有効有益な活用が伴ってこそ採算のとれない施設整備の価値があるのです。
お金をかければかけるほど、良いコンテンツは準備が出来るのでしょうが、止めどなく資金を投入する位置付けの施設だとは思いません。(他に大切な物がある)コンテンツの配信は、今後ますますに安価に可能となるでしょう。特別な機器が無くてもネット等を通じて他でも利用出来るのですから、場所の価値は、自ずと低くなって行くものとも思います。
いったい、その場所や箱にどれだけの価値を持たせるつもりか、私は、ソフト部分にお金を掛ける、そういう施設整備をイメージしています。
市立病院建て替えの議論の中で主張したことです。
建設坪単価を高くすることで、医療機関として機能が上がることはありません。華美にすることに費用を差し向けると、肝心の所に回すお金が無くなるという考えをとります。
岡原さん流に申せば、「身の丈にあった」と言うことになるのでしょうが、45億円の投資が宇和島にとってどれだけの便益をもたらすか、受益者数×受益量がどう計れるかであります。
カフェスペースを維持する為に、年間数百万の指定管理料が必要になったり、
開館後数ヶ月で閉鎖されるようなことがないように祈りたいと思います。と。
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