【フジ見物マップ】
5/7(土)、今年はもうフジが満開で薄紫の花穂を垂れている。豊栄の芝ザクラはすっかり散ってしまった。昼過ぎに思い立って、野生のフジ見物に出かけた。
ダム湖のシャクナゲ大橋の手前の道の駅は、観光客で駐車場が満杯だが、不思議なことに野生のフジを見物しようという人がいない。豊栄の芝ザクラは田のあぜに人間が植えたもので、どうも最近はそういう人工的なものが、手っ取り早く好まれるようだ。
そういうわけで、軽自動車しか入れない細い道を探索してきた。
シャクナゲ大橋を渡り、福富バイパスから県道33号線を左折し、すぐ先の山道に入った。軽乗用車の離合も難しい、細い道だが集落の生活道になっている。A地点に浅い沼地があり、いろんな種類のカエルがたくさん鳴いていた。鳴き声で私がわかるのは、アマガエルくらいだ。(図1)

この沼地の向こう岸にフジが美事に咲いていた。(図2)
(図2)
これはC地点で見かけたもので、フジはつる性植物でいろんな樹に巻き付いて花を垂らすから、場所によってはまったく違った咲き方をする。右に見える枯れた竹に藤の花が咲いているのは、まことに奇観としか言いようがない。(図3)
(図3)
D地点ではクリの巨木に太いフジづるが巻き付いて、枝に花を咲かせていた。(図4)
(図4)
昔はこういう太い蔓は、籐いすなどの素材として珍重されたのだが、最近は利用する職人もいないようだ。3キロほどの道程で、4地点でフジの生え方・咲き方を観察した。道ばたにはワラビがたくさん生えていたが、ワラビの採取をする人にも、フジを見物する人にも出会わなかった。道の駅にたくさん集まった人たちは、公園の中でのピクニックとか買物で楽しんでいるようだ、と思った。
例年の季節感では、フジは5月の末から6月の初め頃に紫の花を咲かせるのだが、今年はもう散りかけである。
<5/8追記=日曜日はなぜか午前3時に眼が覚め、そのまま仕事をし、9時頃に今日の食事を半分食った。赤ワインを飲みルネスタ2錠を飲んで眠ったら。13時頃に眼が覚めた。
それで気分転換に豊栄町と隣の大和町(三原市)のフジを見物することにした。
豊栄町の国道486号線沿いに「安宿(あすか)」という地域があり、ここは瀬戸内海に注ぐ椋梨川の源流地帯だが、そこに「どんどん淵」という深い淵があり、「カッパが棲む」という伝承がある。この辺はオオサンショウウオも棲んでいるし、スッポンもいる。
でそこで美事なフジの花を認めた。(図5)
(図5)
左は落葉広葉樹のクリかドングリに巻き付いたフジの花。右は、杉の樹に寄生したフジの花だ。つる性植物であることを知らないと、まるでまったく別の樹に見える。
途中から側道に折れ「三育学院高校」の脇を通り、神田大池を経て大和町に入った。
大和町には「福富ダム」より30年以上前に完成した「椋梨(むくなし)ダム」があり、ダム湖「白竜湖」がある。ここの道の駅もダム湖とその湖岸の整備も、はるかによくできており、環境も整っている。(図6)
(図6)
湖面に釣り糸を垂れている若者たちもいた。橋の上から見ると、スッポンが一匹浮いていた。(図7)
(図7)
この巨大ダムも「治水」目的で、水力発電には一切使われていない。あの頃は「原発は安い、安全」という神話にみんながコロリと騙されていたからだろうと思う。
約2時間、100キロほどのドライブだったが、結構楽しめた。
5/7(土)、今年はもうフジが満開で薄紫の花穂を垂れている。豊栄の芝ザクラはすっかり散ってしまった。昼過ぎに思い立って、野生のフジ見物に出かけた。
ダム湖のシャクナゲ大橋の手前の道の駅は、観光客で駐車場が満杯だが、不思議なことに野生のフジを見物しようという人がいない。豊栄の芝ザクラは田のあぜに人間が植えたもので、どうも最近はそういう人工的なものが、手っ取り早く好まれるようだ。
そういうわけで、軽自動車しか入れない細い道を探索してきた。
シャクナゲ大橋を渡り、福富バイパスから県道33号線を左折し、すぐ先の山道に入った。軽乗用車の離合も難しい、細い道だが集落の生活道になっている。A地点に浅い沼地があり、いろんな種類のカエルがたくさん鳴いていた。鳴き声で私がわかるのは、アマガエルくらいだ。(図1)

この沼地の向こう岸にフジが美事に咲いていた。(図2)

これはC地点で見かけたもので、フジはつる性植物でいろんな樹に巻き付いて花を垂らすから、場所によってはまったく違った咲き方をする。右に見える枯れた竹に藤の花が咲いているのは、まことに奇観としか言いようがない。(図3)

D地点ではクリの巨木に太いフジづるが巻き付いて、枝に花を咲かせていた。(図4)

昔はこういう太い蔓は、籐いすなどの素材として珍重されたのだが、最近は利用する職人もいないようだ。3キロほどの道程で、4地点でフジの生え方・咲き方を観察した。道ばたにはワラビがたくさん生えていたが、ワラビの採取をする人にも、フジを見物する人にも出会わなかった。道の駅にたくさん集まった人たちは、公園の中でのピクニックとか買物で楽しんでいるようだ、と思った。
例年の季節感では、フジは5月の末から6月の初め頃に紫の花を咲かせるのだが、今年はもう散りかけである。
<5/8追記=日曜日はなぜか午前3時に眼が覚め、そのまま仕事をし、9時頃に今日の食事を半分食った。赤ワインを飲みルネスタ2錠を飲んで眠ったら。13時頃に眼が覚めた。
それで気分転換に豊栄町と隣の大和町(三原市)のフジを見物することにした。
豊栄町の国道486号線沿いに「安宿(あすか)」という地域があり、ここは瀬戸内海に注ぐ椋梨川の源流地帯だが、そこに「どんどん淵」という深い淵があり、「カッパが棲む」という伝承がある。この辺はオオサンショウウオも棲んでいるし、スッポンもいる。
でそこで美事なフジの花を認めた。(図5)

左は落葉広葉樹のクリかドングリに巻き付いたフジの花。右は、杉の樹に寄生したフジの花だ。つる性植物であることを知らないと、まるでまったく別の樹に見える。
途中から側道に折れ「三育学院高校」の脇を通り、神田大池を経て大和町に入った。
大和町には「福富ダム」より30年以上前に完成した「椋梨(むくなし)ダム」があり、ダム湖「白竜湖」がある。ここの道の駅もダム湖とその湖岸の整備も、はるかによくできており、環境も整っている。(図6)

湖面に釣り糸を垂れている若者たちもいた。橋の上から見ると、スッポンが一匹浮いていた。(図7)

この巨大ダムも「治水」目的で、水力発電には一切使われていない。あの頃は「原発は安い、安全」という神話にみんながコロリと騙されていたからだろうと思う。
約2時間、100キロほどのドライブだったが、結構楽しめた。
安全という神話は崩れた。
安い、というのはどうなんだろう?
具体的な数字を元に語らないと、単なる印象操作に過ぎない。
ネットで数字を探すと、人によってまちまちの値を提示しているんだけど、どれを信じたら良いんだろう?
真実を見抜く目が有るかどうかです。
STAP細胞も然り。若山照彦が未承認のヒトES細胞を使ったという事が分からないようでは、駄目ですな。
という山梨伝説も崩れた。