ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

正義は我々にあり

2014-02-25 22:44:16 | 修復腎移植
学術的にも、もう勝負あったという争いです。

癌等で摘出された腎臓を腎不全で苦しむ患者さんへの移植に使う、
修復腎移植のことです。

臓器売買事件の捜査の段階で、病腎移植として発表された移植術です。
もともと、摘出という正当な保険適用可能な診療と、
移植というこれまた保険適用可能な診療の組み合わせで、
臓器売買事件をセンセーショナルに伝えるマスコミに、
癌の腎臓を移植に使うと言う「ネタ」がつながって、興味本位で、
ほとんどの記者が、不勉強のまま、記事を作って世論を誤った方にみちびいた。

移植が行われて、その腎臓が癌やネフローゼ等で摘出されたものだということ。
学会にも発表したこともある。
先にのべたように保険適用についても、問題なく請求できていた。

そもそも、生体腎(規定内の親族間の移植腎)も含め、移植される腎臓には、
100%健康な物など無いのです。
保険適用される施術等とその報酬の一覧(いわゆる青本)の記述内の
「健腎」をどう捉えるかであります。
であれば、移植後のレシピエント(移植を受けた側)の状態「予後」の評価について、
癌が発生したとして、
それがドナー由来かレシピエント独自な物かが判別できない実体がある中、
癌の発生が1%でも修復腎移植を認められないという理屈は、どんな医療であれば
保険適用出来る一般医療と認めるというのでしょう。

また、ドナーの摘出後の状態を10年後追いするのでは不十分であるというので
あれば、
それ以前に、癌の発生メカニズムとの連関を解明しなければならないでしょう。

癌発生(再発や転移)の確率が、
摘出(移植に使うかどうかは別にして)によってどの程度高められたか、
また、摘出術の違い
(被告側の主張では、摘出のどの時点で血流を止めたか、おおよそ1時間の差)
がどの程度癌の再発等に影響したかを明らかにしなければならないと思うのです。

もしそこまでの安全性を求めるとすれば、
今までと違った医療行為は一般医療として成立しないことになりはしないかと思うのです。

予防接種も新薬の適用も含めて、実験が何十年必要で、何%の事故や副作用であれば
許容するのか、
すべての医療行為について、そんな要求を医療サービス提供主体にもとめるのでしょうか?

移植学会の広報委員長の証人尋問を聞いていて感じました。

なんのための医療か。
なんのための反対か。

誰のための医療か。
誰のための反対か。

今朝は、抱っこしながら、30分のランイングマイン。
夜も。50分のランニングマシン。
もちろん、考え事をしながら。
そして、インプットをしっかりと。
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