ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【40代の学長】難波先生より

2013-01-18 12:58:39 | 難波紘二先生
【40代の学長】「産経」1/13付記事で同志社大が村田晃嗣・法学部教授(48)を次期学長に選出したことを知った。

 前にも書いたように、広島大総合科学部で同僚だった人でKojiという名前が一緒なので、彼宛の外国からの手紙を事務が間違えて、私のメールボックスに入れたこともあった。

 うっかり明けたら米上院議員からの手紙でビックリした。




 興味をもって学生の後に坐って授業を聴いたら、安保条約改正問題を教えていた。60年安保闘争に参加した身だから真剣に聴いたが、話の巧みさと講義の質の高さに驚いた。「これは引き抜かれる人材だな」と思っていたら、果たしてそうなった。

 今や、テレビや新聞にもよく登場している。

 10年ほど前の名簿を見と、助教授、専門「アメリカ史」となっている。




 40代で学長に選ばれるというのは、日本では珍しい。

 全共闘運動で学園が荒れたとき、東大は加藤一郎法学部教授を、広島大は飯島宗一医学部教授を学長に選出した。ともに46歳でその若さが話題になった。定年前の教授では事態を解決できなかったのだ。




 同志社大の内部事情は知らないが、村田さんでなければ解決できない問題があると、構成員が考えて投票した結果だろう。活躍を祈る。




 彼は雑誌「正論」や「産経」に寄稿しているせいか、この記事が「中国」には載っていない。

 残念だ。総合科学部では優秀な人は多く、スカウトされて出て行く。だから「通過集団だ」という意見もあるが、海外に流出するのでなければ構わない。国力を高める道だからだ。




 昔、鳥番が飼っていた秀吉の鶴を逃がしてしまい、死罪を覚悟したとき、「日本国から出ては行くまい。ならばやはりわしのものだ」といって、とがめなかったという。

 秀吉にならって、広大も総合科学部も快挙として喜ぶべきだろう。地元紙にも報道してほしかった。
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