ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

難波先生より2014/02/06号

2014-02-07 08:06:37 | 難波紘二先生
 昨夜の「報道ステーション」を見て驚いた。「被曝二世で全聾の天才作曲家がつくった交響曲が代作だった」、しかも18年間世の中をだましていた、という。
 私は「ヒバクシャ」をうさん臭い存在と思っているし、「被曝二世」というのは怪しいと思っているし、美空ひばりの「一本の鉛筆」はよい反戦歌だと思うが、「現代のベートーベン」なんて知らないし、その交響曲を聴いたこともないから「騙された」覚えもない。


 昔、広島市牛田町を地盤とする仁都栗という市会議員がいた。市会議長にもなった。彼が集票の手段にしたのは、「被曝者手帳」の非被爆者への交付」だ。ニセの証人を立てて、入市もしていない人に手帳を交付させた。


 そういうわけで「原爆手帳の保持者すべてが被爆者ではない」。
 しかし「親が原爆手帳の保持者なら、こはずべて被曝二世として扱われる」。
 いま、原爆手帳の保持者は医療費無料の他に、「健康管理手当」という名の現金給付があり、月給20万円くらいになるから、生活保護よりはるかによくて外聞もよい。仁戸栗氏の恩恵を受けた人は喜んでいるだろう。


 よって以下の命題が成り立つ。
 「生殖細胞に遺伝的影響を受けたような真の被爆者は子孫をつくる率が低いが、ニセの被爆者の場合子作りに対する抑制が働かないので、被曝二世におけるニセの被爆者の割合は、一世における割合よりも多くなる」。


 今朝の新聞は「産経」を除いて、各紙1面トップで報じている。「産経」の一面コラム「産経抄」は「曲は名曲」と曲そのものの評価とニセ作曲者の評価を切り離している。
 http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/140206/ent14020603180000-n1.htm


 ともかくこれは2000年11月発覚の藤村新一による「旧石器遺跡捏造事件」、2006年11月の「病腎移植事件」と似たところが多い事件だ。前者はマスコミが28年間も考古学者と同様に騙されていた。
 後者は学会の尻馬と自らの思い込みで、万波医師のバッシングに狂奔した事件だ。あれ以後、「修復腎移植」は世界で90例以上行われ,腎移植の「第三の道」として定着しつつある。反対しているのは日本だけだ。


 この「日本のベートーベン」が果たしてニセ者か、地元紙「中国」は特別チームを作って解明に当たってもらいたい。関連記事があちこちに飛んでいては読みづらくて仕方がない。もうマスコミの「騙された」という言い訳は聴きたくない。
 「元慰安婦」=正直者という公式が成立しないように、「ヒバクシャ」=被害者という公式も成立しないのだよ。
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