ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【蝉時雨】難波先生より

2017-08-16 22:21:52 | 難波紘二先生
【蝉時雨】台風5号が去った後は、ときおり夕立がある程度で蝉の音がうるさい。仕事場は防音になっているから気にならないが、外に出ると思わず耳を塞ぎたくなる。鳴いているのはアブラゼミ、ニーニーゼミ、クマゼミ、ヒグラシなどだ。
 夜、ダイニングの窓ガラスにコツン、コツンと何かが当たる音がする。たぶん大きな蛾が飛んできたのだろうと思って、門灯と玄関灯をつけて出てみたら、なんとアブラゼミが衝突した音だった。2匹もいたが、「蝉の走光性」というのは知らなかった。他に珍しい蛾が1匹と小さなアマガエルがいた。

 翌朝、仕事場に行こうと勝手口を出たら、車庫の外壁角にセミの脱け殻を見つけた。20余年ここに住んでいるが、周囲はコンクリートの車庫への進入路と合併浄化槽になっており、樹根から2m以上離れている。樹幹や木の枝でないところに蝉の脱け殻を認めたのは初めてだ。(写真1)眼間の距離が短いのでヒグラシの脱け殻かも知れない。今年はセミの当たり年だな。
  (写真1:セミの脱け殻)
 芝生を踏んで仕事場のコンクリート階段にアプローチすると、今度は腹を上にしたアブラゼミの死骸を認めた。背中を上にして、生きているように見える写真を撮った。(写真2)
  (写真2.アブラゼミ死骸)
 この前、家内のレストラン「サンサーラ」に家族で食事に来た中に3歳くらいの女の子がいて、セミの声を聴いて「脱け殻がほしい」とねだったそうだ。母親が林の中を探したら、すぐに一つ見つけて「まだ沢山ある」と家内に告げたそうだ。

 あれだけの大音響だから、脱け殻があちこちにあり、死骸が多くても不思議はない。
 「やがて死ぬけしきは見えず蝉の声」(芭蕉)
 とまれ、蝉時雨は今が最盛期だと思う。

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