二日ほど前に梅雨入りしたと伝えられたが、今日、金曜日は快晴で、書庫北側窓の外に咲いた卯の花にアゲハチョウが吸蜜に来ている。撮影に行ったが南側の入口から廻って行く間に、飛んで逃げられた。写真はタイミングがすべてである。
書庫に入るコンクリート階段の脇に柘榴の樹があり、二日前の雨の日は枝がずぶ濡れになり、階段に被さるように垂れていた。降りる時に端を通り、濡れた芝生に足を下ろすので、すべりそうで「危ないな」と思ったが、今はまた直立している。柘榴は赤い花を咲かせ、もうちいさな赤い実をつけたものもある。
体調の方は、リーマスを1日2回(朝晩)1錠ずつ飲んでいるが、すこしうつ気味だ。読書や執筆の速度も落ちている。後期高齢者になると「5種以上の薬」の飲み合わせは、認知症リスクを高めるので、いま「減薬」に取り組んでいる。
緩下剤プルセニドは便秘のひどい時は、一度に3錠を服用していたが、一日おきに2錠を服用してみたら、一日おきに軟らかい排便があった。ケトン食のせいで便柱が固くならないので排便時の困難がない。これなら1日1錠の服用で、毎日便通があるのではないか、と思う。
睡眠薬の方も、寝る前に肩や脚の力の抜き方がわかったら、マイスリー1錠、ベンザリン1錠ですぐに入眠できるようになった。前者は睡眠導入剤で、口の中ですぐ溶ける。私の不眠症は入眠障害型なので、これもひょっとするとマイスリー1錠で入眠できるのではないかと思い、トライする予定でいる。
睡眠中にトイレに起きることはないが、朝7時頃、一旦小用に起きた後、身体がだるくて起きる気になれず、再入眠してしまうのが問題で、これは私の場合「小うつ期」に起きる。大うつ期の場合は、24時間以上眠っていることがある。
というわけで、「双極性気分障害」の軽いうつ期にあるので、本メルマガがしばらく不定期刊になるかと思いますが、どうぞご了承下さい。
私の経験則から述べると、脳を使いすぎた場合「燃えつき症候群」になり、反動でしばらく消耗状態=軽いうつ状態になる。ここで活動をダウンしないで引き続き活動を強いられると、脳のギアがトップに入って「躁状態」になる。これが躁転換である。
そういう自覚があるので、これは「ゆっくりと急げ」というシグナルだと思っている。
率直に白状すると、今回の脳疲労は「フィロソフィアと哲学」に関する、用語の起源と意味についての調べものと2本の論文執筆が直接の原因だ。あれはしんどかった…
「腎移植移植」問題についても、何人かの方から貴重な情報を寄せられているが、今年3月の先進医療審議会の資料・議事録を読み込み、日を改めて述べたいと思う。ポイントだけ述べると、厚労省は医療費削減の観点からも腎移植移植を先進医療として承認したいと考えているが、学会から出ている委員の反対がつよく、またも「継続審議」になった。それには申請書の不備もからんでいる、ということだ。
J-CASTニュースが<とうとう自民から出た安倍批判 中谷元・元防衛相「もりそば(森友学園)、かけそば(加計学園)、忖度したのか」>という見出しで、与党内部からの安倍首相批判を報じている。こうなると政権は末期状態に入るだろう。
https://www.j-cast.com/tv/2017/06/06299804.html?p=all
<中谷元・元防衛相が会合で、安倍総理に『あいうえお』の5文字を贈りたい」として並べた。
「あせらずに いばらずに うかれずに えこひいきせずに おごらず」。>
だそうだ。なかなかよくできている。
「絶対的権力は絶対的に腐敗する」という言葉を思い出した。「もりそば、かけそば」問題は最高権力者のおごりが根本原因だ。多くの国民がそれに気づいた時、政権は崩壊するだろう。
添付の本文で取りあげるが、読売本社社会部にいた本田靖春の自伝的回想録を読んで読売社会部の歴史がよくわかった。今、大下英治「専横のカリスマ、渡邊恒雄」(さくら社、2015/9)を読んでいる。渡邊は1945/4、東京帝大文学部哲学科に入学している。その年の暮れ共産党に入党し、すぐに党員約200名からなる「東大細胞」の指導部に加わっている。しかし党中央指導部の路線と合わず、1947/12に除名されて共産党を「卒業」している。
その後、大学卒業後、一時東大の大学院にいた後、1950/11読売新聞社に入社している。
この本は彼の学生時代からジャイアンツの「清武の乱」まで、政治部記者としての渡邊恒雄の人生を詳しく描いている。派閥の「番記者」から始まり、すぐに右翼の大もの児玉誉士夫と連携して、自民党総裁の候補擁立にも参謀として動く。ただの政治部記者ではない。
こういう人物が「終身代表取締役・主筆」として君臨しているのだから、部下が「忖度」して「かけそば」問題で、いち早く前川前文部事務次官の「下ネタ」を記事にしたこと、安倍総理が「読売の記事を読んで下さい」と答弁したことなど、実に整合性がある。
「政界は一寸先は闇だ」という、ある保守政治家の言葉がある。これからどうなるか…
「記事転載は事前にご連絡いただきますようお願いいたします」
書庫に入るコンクリート階段の脇に柘榴の樹があり、二日前の雨の日は枝がずぶ濡れになり、階段に被さるように垂れていた。降りる時に端を通り、濡れた芝生に足を下ろすので、すべりそうで「危ないな」と思ったが、今はまた直立している。柘榴は赤い花を咲かせ、もうちいさな赤い実をつけたものもある。
体調の方は、リーマスを1日2回(朝晩)1錠ずつ飲んでいるが、すこしうつ気味だ。読書や執筆の速度も落ちている。後期高齢者になると「5種以上の薬」の飲み合わせは、認知症リスクを高めるので、いま「減薬」に取り組んでいる。
緩下剤プルセニドは便秘のひどい時は、一度に3錠を服用していたが、一日おきに2錠を服用してみたら、一日おきに軟らかい排便があった。ケトン食のせいで便柱が固くならないので排便時の困難がない。これなら1日1錠の服用で、毎日便通があるのではないか、と思う。
睡眠薬の方も、寝る前に肩や脚の力の抜き方がわかったら、マイスリー1錠、ベンザリン1錠ですぐに入眠できるようになった。前者は睡眠導入剤で、口の中ですぐ溶ける。私の不眠症は入眠障害型なので、これもひょっとするとマイスリー1錠で入眠できるのではないかと思い、トライする予定でいる。
睡眠中にトイレに起きることはないが、朝7時頃、一旦小用に起きた後、身体がだるくて起きる気になれず、再入眠してしまうのが問題で、これは私の場合「小うつ期」に起きる。大うつ期の場合は、24時間以上眠っていることがある。
というわけで、「双極性気分障害」の軽いうつ期にあるので、本メルマガがしばらく不定期刊になるかと思いますが、どうぞご了承下さい。
私の経験則から述べると、脳を使いすぎた場合「燃えつき症候群」になり、反動でしばらく消耗状態=軽いうつ状態になる。ここで活動をダウンしないで引き続き活動を強いられると、脳のギアがトップに入って「躁状態」になる。これが躁転換である。
そういう自覚があるので、これは「ゆっくりと急げ」というシグナルだと思っている。
率直に白状すると、今回の脳疲労は「フィロソフィアと哲学」に関する、用語の起源と意味についての調べものと2本の論文執筆が直接の原因だ。あれはしんどかった…
「腎移植移植」問題についても、何人かの方から貴重な情報を寄せられているが、今年3月の先進医療審議会の資料・議事録を読み込み、日を改めて述べたいと思う。ポイントだけ述べると、厚労省は医療費削減の観点からも腎移植移植を先進医療として承認したいと考えているが、学会から出ている委員の反対がつよく、またも「継続審議」になった。それには申請書の不備もからんでいる、ということだ。
J-CASTニュースが<とうとう自民から出た安倍批判 中谷元・元防衛相「もりそば(森友学園)、かけそば(加計学園)、忖度したのか」>という見出しで、与党内部からの安倍首相批判を報じている。こうなると政権は末期状態に入るだろう。
https://www.j-cast.com/tv/2017/06/06299804.html?p=all
<中谷元・元防衛相が会合で、安倍総理に『あいうえお』の5文字を贈りたい」として並べた。
「あせらずに いばらずに うかれずに えこひいきせずに おごらず」。>
だそうだ。なかなかよくできている。
「絶対的権力は絶対的に腐敗する」という言葉を思い出した。「もりそば、かけそば」問題は最高権力者のおごりが根本原因だ。多くの国民がそれに気づいた時、政権は崩壊するだろう。
添付の本文で取りあげるが、読売本社社会部にいた本田靖春の自伝的回想録を読んで読売社会部の歴史がよくわかった。今、大下英治「専横のカリスマ、渡邊恒雄」(さくら社、2015/9)を読んでいる。渡邊は1945/4、東京帝大文学部哲学科に入学している。その年の暮れ共産党に入党し、すぐに党員約200名からなる「東大細胞」の指導部に加わっている。しかし党中央指導部の路線と合わず、1947/12に除名されて共産党を「卒業」している。
その後、大学卒業後、一時東大の大学院にいた後、1950/11読売新聞社に入社している。
この本は彼の学生時代からジャイアンツの「清武の乱」まで、政治部記者としての渡邊恒雄の人生を詳しく描いている。派閥の「番記者」から始まり、すぐに右翼の大もの児玉誉士夫と連携して、自民党総裁の候補擁立にも参謀として動く。ただの政治部記者ではない。
こういう人物が「終身代表取締役・主筆」として君臨しているのだから、部下が「忖度」して「かけそば」問題で、いち早く前川前文部事務次官の「下ネタ」を記事にしたこと、安倍総理が「読売の記事を読んで下さい」と答弁したことなど、実に整合性がある。
「政界は一寸先は闇だ」という、ある保守政治家の言葉がある。これからどうなるか…
「記事転載は事前にご連絡いただきますようお願いいたします」