【STAP後日談】
例のカリフォルニア大デービス校ノフラー博士のブログ
http://www.ipscell.com/
を読みに行ったら、「小保方記者会見」について、こう感想を述べていた。WSJの報道と同時通訳の映像を見たようだ。
<見ていてとても痛々しく感じた。映像を見てそう感じる程度には気の弱い男なのだが、ひとりの科学者としては、STAP問題は幹細胞研究領域に非常に悪い影響を与えて来たし、これからもそうだ、と言わざるをえない。
この記者会見により、幹細胞分野や小保方自身を含め誰かに良いことがあるかというと、何もないと確信する。…
率直に言えば、この記者会見の後ではSTAP細胞についての信頼は、前にも増して失われた。…彼女が声明文を読み上げた後、弁護士が理研の調査結果に対する異議申し立ての詳細を説明した。…まだ彼女は論文撤回に反対している。
ビデオ映像を見たときに心をよぎり、WSJの翻訳を読みとって、何度も何度も
同じ疑問が浮かんだ。「彼女のメンター(指導者)たちはどこに行ったのか?」
確かに理研は、ハーバード大医学部のブリガム・婦人病院と並んで、このSTAP騒動に対する非難の大部分を背負わなければならない。同時に私は個人の責任というものを信じる。小保方(理研のユニット・リーダーである/だった)は多くの重大な過ちについて謝罪したではないか。
基本的にこれはまるで悪夢だ。>
今日4/10は9時から地元局RCCラジオの「本名正憲のおはようラジオ」という番組の電話取材を受けた。
これは最初にメールで送られてきた想定質問とそれに対する回答で、実際に放送されるものは長いものをカットするから、どうなるかわからない。本名アナウンサーのアドリブ質問もあったので、少し違ったことを話したかもしれないがもう憶えていない。放送は明日11日の朝7時過ぎからの予定。
<STAP論文の一連の問題についてどのようなご感想をお持ちですか?>
日本の科学の信頼性を大きく傷つけた事件で、非常に残念に思います。
マスコミももっと冷静に報道していれば、これほどの事件にならなかった。
<一番問題なのはどんな点だとお考えですか?>
本来なら鼻もひっかけられないような内容の論文が、理研のブランドでネイチャーという一流科学雑誌に載り、この二つの権威で日本のマスコミが踊らされたという点です。
<科学誌への論文掲載は研究者にとってどのような意義があるのですか?
今、研究者の競争が激しくなっており、「パブリッシュ・オア・ペリッシュ」(論文を出すか、失職するか)という英語の格言ができているほどです。
理研も年俸1億円の研究者を雇う計画でした。一流の科学誌に論文を出すことは、出世とお金にからんでいます。
<STAP論文の取り下げについて、ご意見は?>
盗用と捏造と改ざんという三つの大きな不正があったことはあきらかで、取り下げるべきです。著者が取り下げなくても、ネイチャー誌がその措置を取ると思います。
そもそもこの論文が採用になったことが不思議です。
<再発防止にはどのようなことが必要でしょうか?>
STAP論文だけでなく、ノバルティス社の降圧剤の問題など、研究不正が多発しています。
前から提唱しているように、米国の「研究公正局(ORI)」にならって研究不正を防止あるいは調査する機関を設置すべきです。これは科学FBIと呼ばれ、強力な調査権限をもっており、調査結果はネットで公開されます。
<若い研究者へどんなことを呼びかけたいですか?>
不正をしたら身の破滅だということをきちんと自覚して欲しい。とくにコピペは、怪しい文章をGOOGLEで調べるとすぐわかります。
今度の事件でもネットでみなが手分けして調べたので、小保方さんの学位論文などにもコピペが多数あることがすぐにわかりました。これは学生時代からコピペをレポートなどで繰り返していて、そういう習慣がついたのかと思います。
「天知る、地知る、他人(ひと)知る」と言います。盗用は現在ではすぐにばれます。
これは20分程度で終わったが、今日は昼前に東京からTBSのクルーが3人(取材、ビデオ、音声)取材に訪れた。昼食を共にしつつ、ブリーフィングを行い、13:30頃から2時間あまりビデオ取材に応じた。これも編集されたものが土曜日の夕方のTBS「報道特集」で放映される。
辻真さんという取材記者に話したのは、以下のような内容。
「STAP細胞は万能細胞だから、分化した体細胞ならなんでもSTAP細胞、STAP幹細胞という2段階を経て、万能細胞つまり胚細胞ができると主張している。
もしそうだとすると、人間でも無性生殖が可能となる。植物にはセイロンベンケイソウのように、体細胞が胚細胞に変化し、クローン植物を作る例があるが、多くの動物は有性生殖で、いったん減数分裂して精子と卵子をつくり、それが合体(授精)して新しい個体の形成を始める。遺伝子が親から子へ伝わるルートはこれしかない。これは異なる遺伝子が組み合わさることが、遺伝的に多様な子孫を残すことにつながり、より多くの子孫が生き残れるから、そういう進化が起こった。
個体としての動物は、成熟して子孫を残したらもう役割は終りで、あとは余生になる。人間だけが生殖不能になっても生きているのは例外的だ。
遺伝子が胚細胞を通じて次の世代に伝えられることは、ダーウィンとメンデルに始まる現代生物学の土台になっており、体細胞に蓄積された遺伝子変化が次の世代に伝わらないこと、つまり「獲得形質は遺伝しない」というのが遺伝学の根本だ。
体細胞が簡単に胚細胞に変われば、動物でもセイロンベンケイソウと同じことが起こるということだし、クローン人間も簡単にできる。
つまり仮説であっても、STAP理論は、もし正しければ、中学生物の教科書をすっかり書き変えなければならないほどのことを主張している。しかし、それを支える証拠は丸きりない。…これは「不老不死願望」が生んだ夢物語にすぎない。
「仮説」と称してトンデモを唱えるのがニセ科学だ。」
やっと4時半頃に終わり、家の前の山の上にある展望台まで案内した。桜が満開で、鶯が盛んに鳴いていた。カメラの人が喜んで撮影や録音をしていた。
番組の方は録画する予定だが、ご覧になっての感想など、メールでお知らせください。
ノフラー博士の手厳しいコメントを読んだ後、ネットで読売が米研究者の意見を報じているのを知った。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20140410-OYT1T50097.html?from=ytop_main1
<【オリンピックバレー(米カリフォルニア州)=中島達雄】米国の世界的な幹細胞学者、ルドルフ・イエーニッシュ米マサチューセッツ工科大教授が9日、理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダー(30)がSTAP細胞の作製法を論文発表する意向を9日の記者会見で明らかにしたことについて、「論文にする必要はない。今すぐ公開すべきだ」と批判した。>
これが世界の生命科学者の常識的な、当然の意見だろう。もうSTAP細胞が存在すると信じているのは、理研の野依理事長だけではないか。解決を延ばせば延ばすほど、日本の科学の信頼が失われることが、どうもわかっていないようだ。
流石にくたびれて、早めに母屋にもどり、「梅昆布茶焼酎」を飲みながらカシューナッツを囓っていると、NHK「クローズアップ現代」でSTAP細胞問題をやっていた。流石に今頃になると、批判的意見を述べる学者が多くなってきた。もうこれで決まり。
理研は決着を先送りして、「人の噂も七十五日」であいまいに終わらせたいのだろうが、世界中の研究者がそっぽを向いて、誰も引用しなければ、小保方論文は自然消滅する。理研の決着があいまいだったことが、歴史に残る。
私にとってSTAPはもう終わったことなので、「後日談」になりました。
例のカリフォルニア大デービス校ノフラー博士のブログ
http://www.ipscell.com/
を読みに行ったら、「小保方記者会見」について、こう感想を述べていた。WSJの報道と同時通訳の映像を見たようだ。
<見ていてとても痛々しく感じた。映像を見てそう感じる程度には気の弱い男なのだが、ひとりの科学者としては、STAP問題は幹細胞研究領域に非常に悪い影響を与えて来たし、これからもそうだ、と言わざるをえない。
この記者会見により、幹細胞分野や小保方自身を含め誰かに良いことがあるかというと、何もないと確信する。…
率直に言えば、この記者会見の後ではSTAP細胞についての信頼は、前にも増して失われた。…彼女が声明文を読み上げた後、弁護士が理研の調査結果に対する異議申し立ての詳細を説明した。…まだ彼女は論文撤回に反対している。
ビデオ映像を見たときに心をよぎり、WSJの翻訳を読みとって、何度も何度も
同じ疑問が浮かんだ。「彼女のメンター(指導者)たちはどこに行ったのか?」
確かに理研は、ハーバード大医学部のブリガム・婦人病院と並んで、このSTAP騒動に対する非難の大部分を背負わなければならない。同時に私は個人の責任というものを信じる。小保方(理研のユニット・リーダーである/だった)は多くの重大な過ちについて謝罪したではないか。
基本的にこれはまるで悪夢だ。>
今日4/10は9時から地元局RCCラジオの「本名正憲のおはようラジオ」という番組の電話取材を受けた。
これは最初にメールで送られてきた想定質問とそれに対する回答で、実際に放送されるものは長いものをカットするから、どうなるかわからない。本名アナウンサーのアドリブ質問もあったので、少し違ったことを話したかもしれないがもう憶えていない。放送は明日11日の朝7時過ぎからの予定。
<STAP論文の一連の問題についてどのようなご感想をお持ちですか?>
日本の科学の信頼性を大きく傷つけた事件で、非常に残念に思います。
マスコミももっと冷静に報道していれば、これほどの事件にならなかった。
<一番問題なのはどんな点だとお考えですか?>
本来なら鼻もひっかけられないような内容の論文が、理研のブランドでネイチャーという一流科学雑誌に載り、この二つの権威で日本のマスコミが踊らされたという点です。
<科学誌への論文掲載は研究者にとってどのような意義があるのですか?
今、研究者の競争が激しくなっており、「パブリッシュ・オア・ペリッシュ」(論文を出すか、失職するか)という英語の格言ができているほどです。
理研も年俸1億円の研究者を雇う計画でした。一流の科学誌に論文を出すことは、出世とお金にからんでいます。
<STAP論文の取り下げについて、ご意見は?>
盗用と捏造と改ざんという三つの大きな不正があったことはあきらかで、取り下げるべきです。著者が取り下げなくても、ネイチャー誌がその措置を取ると思います。
そもそもこの論文が採用になったことが不思議です。
<再発防止にはどのようなことが必要でしょうか?>
STAP論文だけでなく、ノバルティス社の降圧剤の問題など、研究不正が多発しています。
前から提唱しているように、米国の「研究公正局(ORI)」にならって研究不正を防止あるいは調査する機関を設置すべきです。これは科学FBIと呼ばれ、強力な調査権限をもっており、調査結果はネットで公開されます。
<若い研究者へどんなことを呼びかけたいですか?>
不正をしたら身の破滅だということをきちんと自覚して欲しい。とくにコピペは、怪しい文章をGOOGLEで調べるとすぐわかります。
今度の事件でもネットでみなが手分けして調べたので、小保方さんの学位論文などにもコピペが多数あることがすぐにわかりました。これは学生時代からコピペをレポートなどで繰り返していて、そういう習慣がついたのかと思います。
「天知る、地知る、他人(ひと)知る」と言います。盗用は現在ではすぐにばれます。
これは20分程度で終わったが、今日は昼前に東京からTBSのクルーが3人(取材、ビデオ、音声)取材に訪れた。昼食を共にしつつ、ブリーフィングを行い、13:30頃から2時間あまりビデオ取材に応じた。これも編集されたものが土曜日の夕方のTBS「報道特集」で放映される。
辻真さんという取材記者に話したのは、以下のような内容。
「STAP細胞は万能細胞だから、分化した体細胞ならなんでもSTAP細胞、STAP幹細胞という2段階を経て、万能細胞つまり胚細胞ができると主張している。
もしそうだとすると、人間でも無性生殖が可能となる。植物にはセイロンベンケイソウのように、体細胞が胚細胞に変化し、クローン植物を作る例があるが、多くの動物は有性生殖で、いったん減数分裂して精子と卵子をつくり、それが合体(授精)して新しい個体の形成を始める。遺伝子が親から子へ伝わるルートはこれしかない。これは異なる遺伝子が組み合わさることが、遺伝的に多様な子孫を残すことにつながり、より多くの子孫が生き残れるから、そういう進化が起こった。
個体としての動物は、成熟して子孫を残したらもう役割は終りで、あとは余生になる。人間だけが生殖不能になっても生きているのは例外的だ。
遺伝子が胚細胞を通じて次の世代に伝えられることは、ダーウィンとメンデルに始まる現代生物学の土台になっており、体細胞に蓄積された遺伝子変化が次の世代に伝わらないこと、つまり「獲得形質は遺伝しない」というのが遺伝学の根本だ。
体細胞が簡単に胚細胞に変われば、動物でもセイロンベンケイソウと同じことが起こるということだし、クローン人間も簡単にできる。
つまり仮説であっても、STAP理論は、もし正しければ、中学生物の教科書をすっかり書き変えなければならないほどのことを主張している。しかし、それを支える証拠は丸きりない。…これは「不老不死願望」が生んだ夢物語にすぎない。
「仮説」と称してトンデモを唱えるのがニセ科学だ。」
やっと4時半頃に終わり、家の前の山の上にある展望台まで案内した。桜が満開で、鶯が盛んに鳴いていた。カメラの人が喜んで撮影や録音をしていた。
番組の方は録画する予定だが、ご覧になっての感想など、メールでお知らせください。
ノフラー博士の手厳しいコメントを読んだ後、ネットで読売が米研究者の意見を報じているのを知った。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20140410-OYT1T50097.html?from=ytop_main1
<【オリンピックバレー(米カリフォルニア州)=中島達雄】米国の世界的な幹細胞学者、ルドルフ・イエーニッシュ米マサチューセッツ工科大教授が9日、理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダー(30)がSTAP細胞の作製法を論文発表する意向を9日の記者会見で明らかにしたことについて、「論文にする必要はない。今すぐ公開すべきだ」と批判した。>
これが世界の生命科学者の常識的な、当然の意見だろう。もうSTAP細胞が存在すると信じているのは、理研の野依理事長だけではないか。解決を延ばせば延ばすほど、日本の科学の信頼が失われることが、どうもわかっていないようだ。
流石にくたびれて、早めに母屋にもどり、「梅昆布茶焼酎」を飲みながらカシューナッツを囓っていると、NHK「クローズアップ現代」でSTAP細胞問題をやっていた。流石に今頃になると、批判的意見を述べる学者が多くなってきた。もうこれで決まり。
理研は決着を先送りして、「人の噂も七十五日」であいまいに終わらせたいのだろうが、世界中の研究者がそっぽを向いて、誰も引用しなければ、小保方論文は自然消滅する。理研の決着があいまいだったことが、歴史に残る。
私にとってSTAPはもう終わったことなので、「後日談」になりました。
私は学部での実験しか経験がありませんが、それでも、小保方さんの3年で4,5冊の実験ノートは少ないと思います。STAP細胞の作製に200回以上成功されていると言われていますが、仮に成功率が50%(こんな高率は考えられませんが…)だとしても、実験回数は400回に上ります。とても4,5冊に収まりません。
当初は、小保方氏の女子力やリケジョが、メディアで好意的に報道されていましたが、私は、仮に「女子力」というものがあれば、それが皮肉にも彼女の研究者生命を終わらせる一因になったように感じます。
一昨日の記者会見の小保方さんの姿をみて、私は、「このような雰囲気の人には、周りの大人は注意しにくいだろうな」と直感しました。学生時代からずっと、今回の問題が出るまで、周りの多くの人が、彼女に強く言えなかったのではないかと感じました。
しかし、周りから注意をしてもらえなければ、貴重な学びを得ることができません。
そのため、理系の女子学生の多くは、指導教官に男子学生と平等に厳しく指導してもらえるよう、「女」とみられないように工夫します。服装や言動を男っぽくするようにします。
そもそも、化粧や、長い髪、フリフリの洋服、フリルの多い割烹着は、コンタミの原因になるのでラボでは御法度のはずです。女性研究者が、結んだ髪にノーメークでいつも白衣なのは、女子力が低いからではなく、コンタミ防止のためです。公開された小保方さんの実験姿を見て、理系なら誰もが「???」と感じたはずです。小保方さんは、そんな基本的なこともこれまで注意されたなかったのでしょう。
この問題が収束して、「女子力」「リケジョ」などという、研究に悪影響を及ぼすようなことばが、消えてなくなることを望みます。
自分の論文を改ざん、捏造と断定されたら、若い人はとうてい平静でいられないと思います。「自殺するんではないか」と周囲が心配するほど落ち込んでしまうか、「殺人も辞さない」ほど異常に怒り狂うかのどちらかではないでしょうか? 常人には極めて耐え難いことです。小保方さんは30歳とのことですが、どうして冷静に記者会見ができるのでしょうか? 大変不思議です。STAP細胞が本当に存在するとしたら、考えられないことです。心理学の専門家のご意見をお聞きしたいところです。
類は類を呼ぶで、与えられた研究課題で一山当てようと無意識にやった研究なんだろうな。
誰もプシコとは思わないだろうから、被害が拡大するのよ。
いまや被害は擁護派の一般市民にまで及んでいる。
興味深いメールマガジン、毎回拝読させて頂いております。
さて、4月9日記者会見を行われたNature論文の筆頭著者への提案を考えましたので下記させて頂きます。
後日関連する話題などでお話しを頂けましたら幸いです。
匿名にて失礼致します。 Φρξ
筆頭著者は研究者として生きることを強く望んでおられるようです。
もし今のお立場のままでと言うことでしたら、研究不正を犯した事実だけでなく、
ご本人も認めておられることですが、研究能力の欠如からもそれは無理と考えるのが妥当でしょう。
本当に研究者人生を望まれているのでしたら院生の育成がまともになされる大学院の入学試験を受けられて、
修士課程からもう一度やり直されること(実質的には初めてになる?)をお勧めしたいと思います。
全うな研究室であれば、修士課程の2年間で何とか学会報告や論文投稿が出来る程度までに育て、
博士課程では指導を受けながらも独立した研究者として研究を遂行することになるのではないでしょうか。
実質的にはせいぜい2~3年間の足踏みにしかなりません。ご本人にそれだけの頭脳が備わっているかは不明ですが、まともな大学のまともな研究室で修業されてから研究の世界に戻られるのが妥当と考えます。
出来れば問題の流れに沿った難波先生の技術的な見解詳細を包括的に聞きたかったのだが,番組構成の制約上からか僅かでしか放映されなかったのは非常に残念であった.ただし番組全体としてはその他の特集も含めNHKや他局を超え,視点が良く抽出されていたものと思え,TBSのこの番組制作関係者の知力に,また「ある宇和島市議会議員のトレーニング」ブログの「武田元介」氏,「泉冨士夫」氏、「11次元」氏ほかに敬意を表する.
出来れば難波先生のインタビュー全体の放送機会を望みたいが、このような貴重な放送はやはりインター-ネット「YouTube」などでの独立組織からの配信でしか望めないのだろうか.いつも的確な質問でその番組配信をしている「videonews」や「IWJ」がインタビューしてくれる事を期待している.
特許などの害関係の思惑が絡んでいるものと推察するが,小保方氏が「STAP細胞」の作成手順を具体的に公開してくれればこの騒動のかなりの部分は決着がつくものと考えるが.それにしても「iPS細胞」のバイエル特許との係争回避に際する京都大学と山中教授の,” 「1日も早く患者さんの元にiPS細胞技術の成果を届けたい」という私の願いと、「非独占でより多くの研究成果をあげていただきたい」との京都大学の方針に合致したものであり、今後ますますiPS 細胞技術開発が加速されることを期待しています。“ の大人の対応と比較すると,小保方氏および理研の対応は残念ながら雲泥の差を感じざるを得ない.