【韓国社会の敵】「中央日報」が、面白い本が出版されたと報じている。
http://japanese.joins.com/article/738/169738.html?servcode=400§code=440
イ・ナミ「韓国社会とその敵たち」というタイトルは、カール・ポパーの名著『開かれた社会とその敵』(未来社)のコピーである。
ソウル大学の教授を兼任するこの精神科医は、
<韓国人が何と12種類にもなるコンプレックスのかたまりだと見る。 物質、虚飾、教育、集団、不信、世代、怒り、暴力、孤独、家族、中毒、弱い自我にまでわたる心の状態が、話にもならないほど苦しい地獄だ。> としているそうだ。
まあ、私もほぼ同感するが、抜けているのは「被害妄想」だ。「2000年間に1000回、外国から侵略を受けた」と本気で信じている。2年に1回だ。だが、1901年から2000年までの100年間には、1910年の日韓併合、1950年の朝鮮戦争しかないではないか。その間、韓国はベトナム戦争では軍を派遣して侵略に加担し、従軍慰安婦を利用し、現地に多くの孤児を残してきた。
よその国に70年も前の慰安婦の補償をせよと要求する前に、ベトナム慰安婦とその孤児の救済活動でもやったらどうだ。
この本は面白そうなので、出版社関係の方にぜひ邦訳出版をお願いしたいと思います。今の社会的雰囲気だと、ベストセラーになる可能性があります。
「朝鮮日報」のハングル版をのぞいて見て驚いた。漢字が全然ない。わずかにJTBの広告に「夏休、旅行」があるだけだ。
http://www.chosun.com/
いま読んでいる小針進「韓国と韓国人」(平凡社新書)に、ソウル大学(韓国のトップ大学)新入生を対象に「漢字読み取りテスト」を行ったら、350熟語の読みの平均点は50点に満たず、「韓国」が読めない学生がいた、とあるが本当の話だと思う。これでどうやって、中国や日本や台湾と交流できるのだろう?どうやって東アジア近隣諸国の情報を集められるのであろうか?
韓国の若者の52%が「海外で働きたい国」のトップに日本をあげているという。
http://japanese.joins.com/article/715/150715.html?servcode=400§code=410
日本は「大学卒業要件に一定以上のTOEFLの点数」を要求し、国際語としての英語を「読み、書き、話す」能力のある人材を養成する方向に進んでいる。また常用漢字と人名漢字をあわせて約3000字が、フリガナなしで使えることになっている。それでも全文が漢文で書かれた明治以前の文書を読むのはむつかしい。
漢字教育が中学生から始まる韓国では、『三国史記』も『三国遺事』も読めず、自分たちの歴史を正しく知ることもできなくなるだろう。ソウル大学の新入生は「独立、電子、方向、交通、音楽、開放、基本、統一」が読めないのだそうだ。
日本では、独(5)、立(1)、電(2)、子(1)、方(2)、向(3)、交(2)、通(2)、音(1)、楽(2)、開(3)、放(3)、基(5)、本(1)、統(5)、一(1)は小学校5年生を終えたときには、すべて教えている。( 数字は教える学年)。「漢(3)字(1)」は重要な言葉なので、3年生を終えたときには学んでいる。
彼我の違いは、日本では記憶力のよい小学校6年間を使い、1006字の漢字を教えることだ。これを中学・高校の6年間で教える韓国のやり方に無理がある。
韓国にも「漢字検定試験」があるそうだ。1級は2800字以上が読めること、2級は2000~2800字未満、3級は1000字以上が読めることだそうだ。(豊田有恒「韓国が漢字を復活できない理由」P.66) 常用漢字2136字を使った、普通の新聞・雑誌が読める日本人は全員2級だ。過半数の日本人は楽々と1級をクリアするだろう。
多くの日本人は「凜と凛」、「尭と堯」、「厳と巌」、「渚と渚」、「桧と檜」などが同字の異体であることを知っている。だから戦前の書物はやすやすと読める。「産経」などは「歴史的仮名づかい」さえも認めている。
このため日本人の精神世界は、広くかつ高次なのだ。それが知的創造性の基盤になっているといえるだろう。ノーベル賞で日韓が、18:1 になっているのは、江戸期の「寺子屋教育」から始まる「読み書きソロバン」を重視した、一般国民教育レベルの差にあるのだ。
「国家百年の計」を考えない、近視眼的な愛国主義は危険である。
http://japanese.joins.com/article/738/169738.html?servcode=400§code=440
イ・ナミ「韓国社会とその敵たち」というタイトルは、カール・ポパーの名著『開かれた社会とその敵』(未来社)のコピーである。
ソウル大学の教授を兼任するこの精神科医は、
<韓国人が何と12種類にもなるコンプレックスのかたまりだと見る。 物質、虚飾、教育、集団、不信、世代、怒り、暴力、孤独、家族、中毒、弱い自我にまでわたる心の状態が、話にもならないほど苦しい地獄だ。> としているそうだ。
まあ、私もほぼ同感するが、抜けているのは「被害妄想」だ。「2000年間に1000回、外国から侵略を受けた」と本気で信じている。2年に1回だ。だが、1901年から2000年までの100年間には、1910年の日韓併合、1950年の朝鮮戦争しかないではないか。その間、韓国はベトナム戦争では軍を派遣して侵略に加担し、従軍慰安婦を利用し、現地に多くの孤児を残してきた。
よその国に70年も前の慰安婦の補償をせよと要求する前に、ベトナム慰安婦とその孤児の救済活動でもやったらどうだ。
この本は面白そうなので、出版社関係の方にぜひ邦訳出版をお願いしたいと思います。今の社会的雰囲気だと、ベストセラーになる可能性があります。
「朝鮮日報」のハングル版をのぞいて見て驚いた。漢字が全然ない。わずかにJTBの広告に「夏休、旅行」があるだけだ。
http://www.chosun.com/
いま読んでいる小針進「韓国と韓国人」(平凡社新書)に、ソウル大学(韓国のトップ大学)新入生を対象に「漢字読み取りテスト」を行ったら、350熟語の読みの平均点は50点に満たず、「韓国」が読めない学生がいた、とあるが本当の話だと思う。これでどうやって、中国や日本や台湾と交流できるのだろう?どうやって東アジア近隣諸国の情報を集められるのであろうか?
韓国の若者の52%が「海外で働きたい国」のトップに日本をあげているという。
http://japanese.joins.com/article/715/150715.html?servcode=400§code=410
日本は「大学卒業要件に一定以上のTOEFLの点数」を要求し、国際語としての英語を「読み、書き、話す」能力のある人材を養成する方向に進んでいる。また常用漢字と人名漢字をあわせて約3000字が、フリガナなしで使えることになっている。それでも全文が漢文で書かれた明治以前の文書を読むのはむつかしい。
漢字教育が中学生から始まる韓国では、『三国史記』も『三国遺事』も読めず、自分たちの歴史を正しく知ることもできなくなるだろう。ソウル大学の新入生は「独立、電子、方向、交通、音楽、開放、基本、統一」が読めないのだそうだ。
日本では、独(5)、立(1)、電(2)、子(1)、方(2)、向(3)、交(2)、通(2)、音(1)、楽(2)、開(3)、放(3)、基(5)、本(1)、統(5)、一(1)は小学校5年生を終えたときには、すべて教えている。( 数字は教える学年)。「漢(3)字(1)」は重要な言葉なので、3年生を終えたときには学んでいる。
彼我の違いは、日本では記憶力のよい小学校6年間を使い、1006字の漢字を教えることだ。これを中学・高校の6年間で教える韓国のやり方に無理がある。
韓国にも「漢字検定試験」があるそうだ。1級は2800字以上が読めること、2級は2000~2800字未満、3級は1000字以上が読めることだそうだ。(豊田有恒「韓国が漢字を復活できない理由」P.66) 常用漢字2136字を使った、普通の新聞・雑誌が読める日本人は全員2級だ。過半数の日本人は楽々と1級をクリアするだろう。
多くの日本人は「凜と凛」、「尭と堯」、「厳と巌」、「渚と渚」、「桧と檜」などが同字の異体であることを知っている。だから戦前の書物はやすやすと読める。「産経」などは「歴史的仮名づかい」さえも認めている。
このため日本人の精神世界は、広くかつ高次なのだ。それが知的創造性の基盤になっているといえるだろう。ノーベル賞で日韓が、18:1 になっているのは、江戸期の「寺子屋教育」から始まる「読み書きソロバン」を重視した、一般国民教育レベルの差にあるのだ。
「国家百年の計」を考えない、近視眼的な愛国主義は危険である。
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