【書評】 ゴーゴリ「外套・鼻」／難波先生より

【書評】エフロブ「買いたい新書」の書評に ゴーゴリ「外套・鼻」（岩波文庫）を 取りあげました。
　http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1373263351


　かつての「ロシア文学ブーム」は 社会主義崇拝が背景にあったので、ロシア文学自体は 大したものではない。
　何しろ ソ連は科学も進歩している というので、1960年代には 大学の物理や化学の教師まで ロシア語を勉強していました。
　　ゴーゴリの この短編集は 19世紀 帝政ロシアの 官僚制を風刺したものですが、革命前の 制度矛盾や人間性の歪み を扱った作品には 面白いものがあります。たまには ロシア文学もよいかと…