【アリの行列】体長3mm足らずの小さな茶褐色のアリ=イエヒメアリが目立つようになった。母屋のキチンにも少数匹が出るし、書庫のキチネット付近にも出る。このアリはエジプト原産で、昭和5(1930)年頃、大阪港から日本に侵入したと図鑑にはある。
で、勝手口の外のコンクリート犬走りに、アリが長い行列を作っているのを見つけた。ガレージの前を左方向に隊列をつくり、食料庫と母屋の接合部で直角に曲がり、勝手口の前を通って、植え込みの中に消えて行く。「犬走り」は母屋の外壁まで伸びていて、母屋の犬走りとの段差は5cm位しかない。
「何でまっすぐ植え込みに向かって歩まないのだろう?」と思って、よく見たら、本隊は直角に行進しているが、「戻り」と思われる左側の隊列に、本隊から離れて、母屋の外壁に直進するアリがいた。直角三角形の底辺を歩むことになり、一辺が2m程度あるから、約1.2m距離を短縮できることになる。写真を撮影してゆっくり観察した。
戻りの本隊が勝手口の壁とコンクリート台の前の通過する際に、本隊から分岐して進むアリがいる。
(写真1)
画面で頭がみな下側を向いている。
これが勝手口へのアプローチになっているバラスを敷いた小さな庭を横切って、母屋の壁で本隊にまた合流する。この路は砂利や枯葉があり、平坦ではないが、基本的に隊列は崩れない。
(写真2)
分岐部では90度近い角度をなして分かれるが、合流部では45度近くの鋭角になっている。これは小石や枯葉の下を通過する際に変位を来したのであろう。しかしアリは、「二点間の最短距離は直角である」という、ユークリッド幾何学の原理を知っているように見える。
キチネットに今は砂糖は置いてないが、やはりアリが群がっているので、一匹をつまんでひねり潰して、流しに棄てた。が、ビンからカップにコーヒーを入れ、ポットでお湯を注ぎ、かき混ぜる間に早くも動きはじめた。
ひねり潰してもアリは、外皮が硬いうえに、「熱ショックタンパク質(Heat Shock Protein=HSP)」という、細胞内の傷をすばやく回復させるタンパク質をもっているから、簡単には死なないのである。それを忘れていた。
で、カップを安全な場所にもって行き、残りのアリには「除虫菊」の成分であるピレトリンを含むスプレーを吹き付けた。
庭の草むしりをして30分後に戻ってみると、見事に全滅していた。
草むしりをしながら考えた。前に糖尿病がひどいとき、前庭で、今は倒れてない、アメリカユリノキの根元に小便をしたら、アリが沢山集まってきた。あれはグルコースの甘味に引きよせられたのであろう。グルコースはアリにとっても、重要なエネルギー源であるから、アリも「甘味」を感じるのであろう。「甘味受容体」の基本構造は、糖分子の一部と立体化学的に結合するのだから、グルコースと砂糖ともに共通した分子構造の部分と反応するに違いない。
グルコースや砂糖にアリが寄ってくるのはよく知られている。しかし、「人工甘味料」については、どうであろうか。
味の素の「パルスイート」(アスパルテーム)、サラヤの「ラカントS」(エリスリトール)、浅田飴の「シュガーカット」(スクラロース)の溶液を地面にまくと、やはりアリが集まって来るだろうか?
もし集まって来て、溶液をなめたとして、何も起こらないだろうか?
もしアリが死ぬようだと、人間にも害があると考えた方がよいだろう。
この実験は、時間が経つと、溶液の濃度が自然に濃くなるように、枯葉を敷きつめた実験場を4箇所作り、対照として砂糖の溶液、実験群として1)パルスイート液、2)ラカント液、3)シュガーカット液を置こう。
人工甘味料がヒトにとって「甘い」と感じられる以上、理論的にはアリも「甘い」と感じるはずだ。
てなことを考えながら、草むしりしたので、あっという間に時間が経った。
梅雨晴れを見て、この実験を実施する予定である。
で、勝手口の外のコンクリート犬走りに、アリが長い行列を作っているのを見つけた。ガレージの前を左方向に隊列をつくり、食料庫と母屋の接合部で直角に曲がり、勝手口の前を通って、植え込みの中に消えて行く。「犬走り」は母屋の外壁まで伸びていて、母屋の犬走りとの段差は5cm位しかない。
「何でまっすぐ植え込みに向かって歩まないのだろう?」と思って、よく見たら、本隊は直角に行進しているが、「戻り」と思われる左側の隊列に、本隊から離れて、母屋の外壁に直進するアリがいた。直角三角形の底辺を歩むことになり、一辺が2m程度あるから、約1.2m距離を短縮できることになる。写真を撮影してゆっくり観察した。
戻りの本隊が勝手口の壁とコンクリート台の前の通過する際に、本隊から分岐して進むアリがいる。

画面で頭がみな下側を向いている。
これが勝手口へのアプローチになっているバラスを敷いた小さな庭を横切って、母屋の壁で本隊にまた合流する。この路は砂利や枯葉があり、平坦ではないが、基本的に隊列は崩れない。

分岐部では90度近い角度をなして分かれるが、合流部では45度近くの鋭角になっている。これは小石や枯葉の下を通過する際に変位を来したのであろう。しかしアリは、「二点間の最短距離は直角である」という、ユークリッド幾何学の原理を知っているように見える。
キチネットに今は砂糖は置いてないが、やはりアリが群がっているので、一匹をつまんでひねり潰して、流しに棄てた。が、ビンからカップにコーヒーを入れ、ポットでお湯を注ぎ、かき混ぜる間に早くも動きはじめた。
ひねり潰してもアリは、外皮が硬いうえに、「熱ショックタンパク質(Heat Shock Protein=HSP)」という、細胞内の傷をすばやく回復させるタンパク質をもっているから、簡単には死なないのである。それを忘れていた。
で、カップを安全な場所にもって行き、残りのアリには「除虫菊」の成分であるピレトリンを含むスプレーを吹き付けた。
庭の草むしりをして30分後に戻ってみると、見事に全滅していた。
草むしりをしながら考えた。前に糖尿病がひどいとき、前庭で、今は倒れてない、アメリカユリノキの根元に小便をしたら、アリが沢山集まってきた。あれはグルコースの甘味に引きよせられたのであろう。グルコースはアリにとっても、重要なエネルギー源であるから、アリも「甘味」を感じるのであろう。「甘味受容体」の基本構造は、糖分子の一部と立体化学的に結合するのだから、グルコースと砂糖ともに共通した分子構造の部分と反応するに違いない。
グルコースや砂糖にアリが寄ってくるのはよく知られている。しかし、「人工甘味料」については、どうであろうか。
味の素の「パルスイート」(アスパルテーム)、サラヤの「ラカントS」(エリスリトール)、浅田飴の「シュガーカット」(スクラロース)の溶液を地面にまくと、やはりアリが集まって来るだろうか?
もし集まって来て、溶液をなめたとして、何も起こらないだろうか?
もしアリが死ぬようだと、人間にも害があると考えた方がよいだろう。
この実験は、時間が経つと、溶液の濃度が自然に濃くなるように、枯葉を敷きつめた実験場を4箇所作り、対照として砂糖の溶液、実験群として1)パルスイート液、2)ラカント液、3)シュガーカット液を置こう。
人工甘味料がヒトにとって「甘い」と感じられる以上、理論的にはアリも「甘い」と感じるはずだ。
てなことを考えながら、草むしりしたので、あっという間に時間が経った。
梅雨晴れを見て、この実験を実施する予定である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます