【腎移植専門医】の認定基準がきわめていい加減であることは、前にも指摘した。何しろ透析を専門とする内科医でも、学会費を払い、腎移植手術を2例以上見学していればなれる。外科系でも術者または助手として5例以上の腎移植に関係していればなれる。実地試験も筆記試験もない。
私は「腎移植専門医」制度は、万波誠を排除するために設置されたもので、患者のためなどまったく考慮されていない制度だとはじめから批判してきた。
この5月に発覚した、沖縄浦添市同人病院で腎ドナーが内視鏡による腎摘出の際に合併症で死亡した事故、同様に埼玉医大国際医療センターでドナーが内視鏡的腎摘出により死亡した事件がある。
沖縄同仁病院には、「腎移植部」があり部長のみが「腎移植専門医」の資格を持っているが、現在HPがブロックされていて、詳細を見ることができない。
埼玉医大国際医療センターでは、教授の小山氏と客員教授の小川氏が「腎移植専門医」の資格をもっている。後者の方は現在リンクがブロックされていて、どこの何者かもわからない。
私のところに寄せられた情報では、沖縄のケースも埼玉医大のケースも、東邦医大の相川厚のところで研修を受け、それで腎移植専門医と認定されたという。それを確認しようとしたのだが、ネットでは無理のようだ。
「病腎移植つぶし」を「ジハード」だと称する相川は、臨床腎移植学会の「腎移植認定医制度」の「認定委員会」委員長だ。だから専門医になろうとする医師は、相川のところで研修し、おぼえをよくしておこうと考えるであろう。
日本では死体腎移植がほとんどない(埼玉医大で2008~2011年の4年間に9例)から、早く専門医になろうとすると、無理して生体腎移植をするしかない。で、「外に傷は残りませんから」といって、内視鏡手術に走り、結果としてドナーを死なせてしまう。
(異論があるなら全国のドナー総数を元に死亡率を計算してみよ。)
結局、不完全な「臨床腎移植専門医制度」なるものは、ドナー殺しの制度である。
死体と生検などを対象とする、「病理専門医」では以下の実地経験が受験に必要とされる。(前の数値は間違っていました。訂正します。)
1)病理解剖症例数=40例以上
2)組織診断症例数=5,000件以上(術中迅速診断=50例以上)
3)細胞診=1,000件以上
腎移植に関しては1,000例以上の腎移植経験を持つ宇和島徳洲会病院の万波誠が日本一で、ここで1年研修すれば、軽く50例の腎移植が体験できる。しかし学会のお偉方が怖くて、来る研修医はほとんどいない。
本当に患者のためを思って腎移植専門医制度を作ったのなら、「うちで研修するより、宇和島に行ったほうが早いよ」という指導者がひとりくらいは居てもよかろうに、と思う。
私は「腎移植専門医」制度は、万波誠を排除するために設置されたもので、患者のためなどまったく考慮されていない制度だとはじめから批判してきた。
この5月に発覚した、沖縄浦添市同人病院で腎ドナーが内視鏡による腎摘出の際に合併症で死亡した事故、同様に埼玉医大国際医療センターでドナーが内視鏡的腎摘出により死亡した事件がある。
沖縄同仁病院には、「腎移植部」があり部長のみが「腎移植専門医」の資格を持っているが、現在HPがブロックされていて、詳細を見ることができない。
埼玉医大国際医療センターでは、教授の小山氏と客員教授の小川氏が「腎移植専門医」の資格をもっている。後者の方は現在リンクがブロックされていて、どこの何者かもわからない。
私のところに寄せられた情報では、沖縄のケースも埼玉医大のケースも、東邦医大の相川厚のところで研修を受け、それで腎移植専門医と認定されたという。それを確認しようとしたのだが、ネットでは無理のようだ。
「病腎移植つぶし」を「ジハード」だと称する相川は、臨床腎移植学会の「腎移植認定医制度」の「認定委員会」委員長だ。だから専門医になろうとする医師は、相川のところで研修し、おぼえをよくしておこうと考えるであろう。
日本では死体腎移植がほとんどない(埼玉医大で2008~2011年の4年間に9例)から、早く専門医になろうとすると、無理して生体腎移植をするしかない。で、「外に傷は残りませんから」といって、内視鏡手術に走り、結果としてドナーを死なせてしまう。
(異論があるなら全国のドナー総数を元に死亡率を計算してみよ。)
結局、不完全な「臨床腎移植専門医制度」なるものは、ドナー殺しの制度である。
死体と生検などを対象とする、「病理専門医」では以下の実地経験が受験に必要とされる。(前の数値は間違っていました。訂正します。)
1)病理解剖症例数=40例以上
2)組織診断症例数=5,000件以上(術中迅速診断=50例以上)
3)細胞診=1,000件以上
腎移植に関しては1,000例以上の腎移植経験を持つ宇和島徳洲会病院の万波誠が日本一で、ここで1年研修すれば、軽く50例の腎移植が体験できる。しかし学会のお偉方が怖くて、来る研修医はほとんどいない。
本当に患者のためを思って腎移植専門医制度を作ったのなら、「うちで研修するより、宇和島に行ったほうが早いよ」という指導者がひとりくらいは居てもよかろうに、と思う。
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