ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

2-9-2015鹿鳴荘便り/難波先生より

2015-02-09 14:11:02 | 難波紘二先生
 今日は昨夜のうちに降った雪が2cmほど積もり、さらに窓外には雪が舞っている。戸外温は4℃、湿度が40%。室内の方は石油ファンヒータと加湿器のおかげで、20℃、40%と快適に保たれている。湿度60%なら18℃でもちっとも寒いと感じないことがわかった。
 そろそろ20Lタンクが空になるので、スタンドに給油に行かないといけない。


 手も乾燥しなくなったが、今頃はニベア・クリームの代わりに上質のオリーブ油を利用している。
 匂いも良いし、なめても差し支えない。もともと古代ギリシア人は風呂に入る代わりに、身体にオリーブ油を塗って、垢をこさげ取っていたくらいだ。ミロのビーナスのモデルもそうしていたに違いない。
 アテネには公衆浴場があったが、ディオゲネス・ラエルテォス『ギリシア哲学者列伝』によれば、浴場の湯は垢だらけで、例の樽のディオゲネスが「ここではどこで身体を浄めるのかね」といったという話がある。


 古代マケドニアの古都アイガイには水道がなかったが、新都ペラの遺跡には立派な上下水道があった。だから公衆浴場の湯も綺麗だったはずだ。アーチ建築もあった。ドーム建築はブルガリアにあるスキタイの古墳天井に認められた。
 古代アテネは、マケドニアもブルガリアも「バルバロイ」として軽蔑していたから、自分たちが文化的に遅れているという認識がなかったのだろう。
 鉄もアーチもドームもスキタイの発明ではないかと思う。ローマはそれらを積極的に導入、活用した。古代ギリシア史を「比較科学文明史」の観点からとらえ直すことは、これからの学問的課題だと思う。文系の学者にはまかせておけないだろう。


 さて今回は、
 1.書評など:立花隆「四次元時計は狂わない」、麻野涼「誤審死」など
 2.石油ファンヒータ利用記:
 3.バイオサイエンス:STAP事件の影響
 4.「達意の文章」:新聞記事の文章批判
 5.いわしの缶詰にいた寄生虫:
 6.淡水魚介類の激減とヌートリア:
 7.読書日記より12:主にイスラム教とイスラム国の関係書8冊の書評
 という話題を取りあげました。
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