私の場合、水耕栽培地を作る時、特に栽培漕の据え付け時、一番気を使う事はとにかく出来るかぎり水平に作る、と云う事です。
これ、ホントに気を使っています。
画像は小さい温室の水張り試験の様子ですが、栽培漕のケースに対して水の水平レベルが出ていますね。
もちろん一番手っ取り早いのは水平器を使って計る方法。
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前後方向、左右方向、出来るだけ丁寧に作っています。
画像の様に、一番内側の線内に気泡が入っていると約1mで5mmくらいの精度は出ます。
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水を張った後、培地のボードを乗せ、水面が均等になっているか何カ所かの穴で確認します。
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水面が培地のボードスレスレの所に来ているのが分かるでしょうか?
この水面の高さは培地のケースに合わせて調整します。
たとえばこの培地のケースはボードの底から約1㎝出ますので、ボードスレスレまで水面が来るように調整しています。
あと、作物が大きくなって来て重みに耐える事が出来るように、塩ビ管をカットして補強に使っています。
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コレも水面スレスレの寸法でカット(^^)
また、こちらの少し大きめのケースはブロッコリーや白菜などの少々大きめの野菜で使っていますが、やはり1㎝位浸かるように調整しています。
よって、培地のボードを支えるパイプもそれに合わせて長さ調整します。
こうする事で、培地のスポンジが常に養液に浸かっている状態になりますね。
温かい時期では、種を直接植える事も可能です。
やり方は作る栽培地や栽培法によって違うとは思いますが、養液にエアレーションしながら栽培する水気耕栽培では、根を空気中に出す必要がありませんので、こういう作り方が出来ます。
ただそんなにピッタリの大きさの容器は、なかなかありませんので、トマトなどでは大型容器を使う関係上、浮いた状態で植えています。
当然、根が水中に浸かるように植えなければいけませんので、苗を作り、ある程度根が伸びた状態でないと定植出来ませんね。
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画像が小さくて見にくいですが、右奥のトマトの根が少し空中に浮いています。
色々考え、感じながら作って行くのはほんとに楽しいです。