たのしい もの つくり

毎日たのしい事探して生きてます。
さて、今日は何をしようかなぁ~。

原子力発電

2011年07月21日 | 日々感じたこと
カタルーニャ国際賞での村上春樹氏の発言や、それに先だってのバルセロナでの反原発デモ、それにローマ法王の発言、イタリアでの住民投票、またこれまでの間、実際原発の中で作業なさってきた作業員の方々の内部告発、食牛の問題など、上げ出せばきりがありませんが、この間世界中で起こっている事象は、原子力技術(原子力発電)の利用に対してNO!と意思表明する流れが大きくなってきているのではないでしょうか?


そして先日、ついに今回の原発事故の当事国である、日本の管首相が、脱原発と思わせるような発言をしました。


いままで、日本の政治家の方々は個人的には色々言っていましたが、公式の場で国の首相が発言したと言うことは、非常に大きな意味があるのではないでしょうか?

当然全てのことにおいて、賛否の意見があることは当然ですし、いままでもこのような反原発運動はずっとありました。

ですが、やはり原子力の開発によって恩恵を受けている人たち、とりわけ経済界のトップや先進国のキャリアと呼ばれる人たちによってマスコミを含め、長い間呪縛のようなマインドコントロールの中で私たちは情報の操作を許していたのが現実です。

だけど、今回の事故で原子力発電所の安全神話が、完全に崩壊したのを私たちが目にしてしまった今、原子力開発をこのまま進めることを黙認して過ごすことはもう出来なくなっています
し、対岸の火事のように無関心に過ごしてきた日本の多くの人々も真剣にこの問題に向き合わなければならないように追い込まれてきているようです。

もちろん政府の<想定の範囲外>という言葉にも、もう飽き飽きしています。

そもそも自然の前に、予測がたつはずもありませんが・・・・。


いずれにしても、管総理の発言により日本の脱原子力発電という舵はきられました。

こういうことを見越して、管総理に早い退陣を求めていた人達は「あ~、なんて事を・・・、ついに言ってしまった。」と、苦虫をつぶしているところでしょうか?

自民党、民主党はいままで、原子力発電を国策として推し進めてきた当事者ですから、自分達の内部からこんな事を言う人が現れるとは思ってもいなかったでしょう。

管総理の思惑や感情はこの際置いといて、今世界の人たちが感じているこの反原子力開発への思いを、人類の一員としてずっと保ち続けることが大きなエネルギーのベクトル産むでしょう


現在、最大のピンチをむかえている日本から、こういう方向性を明確にする、メッセージを出すというのは非常に重要な事だと感じています。
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