ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

オーディオと音楽とすこしマニアック。 MUSICA are a new Hi-Fi brand from Japan.

スーパーツイーターの使い方 vol.30

2015-08-08 | 雷鳥 Raicho
『スーパーツイーターの使い方 vol.29』の続きです。

抵抗とコンデンサーの選び方を考えてみます。

パーツには『オーディオ専用』と書いてある高価なパーツもありますが

一般的な部品を使用しても

選択を間違わなければかなりの高音質が望めます。

海外のアンプで1台100万円を越えるようなものもあります。

こういったアンプには本当に100万円の価値がある音だなぁ~と思わせるアンプがいくつかありますが、

中を見ると普通の部品が使われていたりします。

使用場所による選択を的確に行い

ここが『ツボ』というところだけに高価なパーツを使って仕上げてあり

素晴らしいエンジニアが作ったと感じることがあります。

ということで参考までにフィルターに一般的なパーツを使用した場合の傾向を記しておきます。

まず、抵抗ですが

これはカーボン抵抗か



金属皮膜抵抗です。



スタンダードは金属皮膜抵抗です。

標準的な音質でこれを使っておけば、とりあえず間違いはありません。

アナログディスクのように優しい音にしたい場合はカーボン抵抗にします。

ただし、やりすぎるとナローレンジに聴こえます。

次にコンデンサーですが、

スタンダードはフイルムコンデンサーです。



フイルムコンデンサーはとても種類が多く音質もすこしづつ異なります。

高級機にはスチロールコンデンサーが使用されていることが多いのですが、



甘い音質です。

大穴がセラミックコンデンサーです。



フィルター回路に使用されることは少ないのですが

私はシャープな音質にしたいときに使用しています。

今回は容量からいって電解コンデンサーはあり得ません。



フィルター回路は抵抗とコンデンサーのたった2つのパーツですが、

組み合わせはたくさんあります。

私の独断では

本命は金属皮膜抵抗とフイルムコンデンサー。

対抗は金属皮膜抵抗とスチロールコンデンサー。

大穴はカーボン抵抗とセラミックコンデンサー。

大穴のカーボン抵抗とセラミックコンデンサーは

カーボン抵抗の柔らかな音と

セラミックコンデンサーのシャープな音が融合して

意外に良い仕事をしてくれます。

私は結構気に入っている組み合わせです!

次回に続きます。


夏のイベントのお知らせ!!

ムジカではお盆休みをオーディオにどっぷりつかっていただくイベントを開催します。

日時:8月15日(土)10:00~15:00

場所:岐阜県大垣市上石津町一之瀬 株式会社ムジカコーポレーション


アナログレコードコンサート

試作ツイーター試聴会

ドイツ・クアドラル社スピーカーTITAN試聴会

オーディオ専用ログハウス体験

アウトレット品をWEBでの価格から更に20%OFFで販売

CCM低域増強アダプター製作教室(有料)



CCM低域増強アダプター製作教室の詳細



4種ある低域増強アダプターから2種を製作します。

低域増強アダプターの詳細はこちら

先着20名様限定

参加料:1000円

お申込は①お名前、②電話番号 ③製作する種類(標準品、A、B、Cから2つ)をお書きの上メールで

eigyou@musika.jp

まで
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする