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もうすぐ新製品発表??vol.4

2015-08-18 | 雷鳥 Raicho
『もうすぐ新製品発表??vol.3』の続きです。

次にコンデンサーについてです。

昔、コンデンサーの容量は

大きければ大きいほど良いと言われていました。

25年程前、大型電解コンデンサーの価格が下がった時期があったのですが、

メーカーがアンプをモデルチェンジするとき、

電源のコンデンサーを増大するということは大きなセールスポイントです。

その割にはたいしてコストは上がらず

メーカーにとってはとってもおいしいPR方法でした。

その結果、小型アンプに10万マイクロファラッドものコンデンサーが使われることも・・・

本当はどの程度の容量のコンデンサーが必要なのでしょうか?

設計者の考え方によって大きくも小さくもできるのですが、

ひとつ例を挙げると、

真空管時代に銘機といわれたWE社の91型というアンプがありました。

WE300Bを使用した出力8w程度のアンプです。

現在でも高値で取引され、その音質に魅せられるアンプです。

このアンプに使用されている電源のコンデンサーは

なんと、10マクロファラッド程です。



もちろん電圧も高く、パワーも小さなアンプですのでそのまま比較することはできません。

もし、これを100Wの半導体アンプに換算すると1000マイクロファラッド程でしょうか。

電源のコンデンサーは大きければ良いというわけではないのです。

また、さらに近年大容量のコンデンサーはスピード感を阻害するということが言われるようになりました。

電源のコンデンサーに限らず、

電子部品の値には必ず音質が最上であるバランス点があるのです。

次回に続きます。
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