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東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

心がスーッとなるブッダの言葉

2009年02月16日 | 本のこと
心がスーッとなるブッダの言葉 (成美文庫)心がスーッとなるブッダの言葉 (成美文庫)
アルボムッレ スマナサーラ

成美堂出版 2008-11-05
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占いか何かで読んだんだけど、今年山羊座は哲学書を読むといいらしい。
いきなりあまり馴染みのない西洋哲学はとてもじゃないが読めないので
さしあたりもうちょっと身近な東洋哲学を読むことにしたら本書が目に入った。

本書の著者はアルボムッレ・スマナサーラというスリランカ仏教界の長老。
ところで、スリランカの仏教はテーラワーダ仏教(南伝仏教)といい、
大乗仏教(北伝仏教)の日本とは違い、ブッダの教えをそのまま伝えているらしい。

本書では「クールで合理的な初期仏教が教える幸せへの道」と副題がついており
以下5章に渡って「ブッダのクールで明快な教え」を説いている。

1.「悩み」の核心
2. よりよく生きる
3. 人のつながり
4. 働くということ
5. 幸せへの道

本書のトーンは確かにクールで理知的で、そのためかどちらかというと
暗く湿った「無常感」のイメージ全開。

以前このブログでも取り上げたことがある唯識の岡野先生が言っていた
「仏教ほど人間を信頼した希望のある考え方はない」という言葉を思い出し
本書のトーンはちょっと無視しつつ、言葉の本質のみに意識を集中して読む。

頭のどこかでこれは大事と思っていたことを改めて言葉にされているのをみると
いきなり視力がよくなったかのように物事がはっきりしてくる気がするから不思議。

そのときの心理状態によって心に響く言葉とか、気にとめておきたい言葉って
変わると思うけど、今回わたしがピックアップしたいのは以下の4つ。
人気者になるための方法として紹介されていたものですが
普通の人間関係においても良好な関係が築けるコツだと思う4つの言葉。

・ダーナ(布施)・・・いろいろ自分にできるやり方で人を助けること
・ペィヤワッジャ(愛語)・・・よく考えて相手を傷つけないよう言葉を選んで話すこと
・アッタチャリヤー(利行)・・・人の役に立つ人間になること
・サマーナッタター(同事)・・・平等であること

がんばるぞ!

ネギ豚と特製ダレ

2009年02月10日 | 食べ物のこと
柳田栄萬さんの「薬膳のチカラ」で紹介されていた「ねぎぶた」を作ってみました。

ネギと豚肉をシャブシャブしてお皿にてんこ盛り。
あんまり見た目がよくないよね、えへっ。



このお料理の主役は実はこの特製ダレ。
ポン酢、おろし生姜、ごま油、七味、山椒を混ぜ合わせた物。
もちろんいつものごとく目分量なので二度と同じ味になることはない。



だけど何度作っても、この特製ダレがおいしいの。

おろし生姜をたっぷり入れて、山椒も舌がしびれるぐらいに振りかけると
不思議と全身に活力がみなぎる気がする。

淡泊な食材に合う優れものの特製ダレ、ぜひお試しあれ。

人間の覚悟(五木寛之)

2009年02月08日 | 本のこと
人間の覚悟 (新潮新書)人間の覚悟 (新潮新書)
五木 寛之

新潮社 2008-11
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本書の冒頭で「あきらめる覚悟がさだまってきた」と著者は言う。
「諦める」というのは何もかもを投げ出すことではなく「明らかに究めること」。
つまり「はっきり現実を見すえる。期待感や不安などに目をくもらせることなく、
事実を真正面から受け止めること」だと著者は言う。

「覚悟」という言葉はここ数年わたしにとってはキーワード。
仕事に対する姿勢、人生に対する姿勢、家族に対する責任などについて
ときどき夫に指摘される。

   覚悟が足りないんだよ・・・

非難されているわけではなく、淡々とコメントされているだけだけど、
その言葉は心の隅っこに留まっていて、ふとしたときによみがえっては自問自答の種になる。

   あたしって今覚悟が足りない???


でも、ちょっと困っちゃうのが、何のために「覚悟」が必要なのかイマイチわからないこと。
「覚悟」という言葉はちょっと悲壮感が漂うし、「覚悟」したらいったいどんな結果が訪れるの?

そうしたら、答えが本書の中にあった。まとめるとこんな感じ。

今を生きること、苦しみ多きこの世の中をどのように生き抜けばよいか
ということを教えた人に親鸞がいる。その親鸞の大事な思想に
「往相還相(おうそうげんそう)」というのがあるらしい。

これまでの人生をいっぺん捨て、新しい歓びに満ちた人生を再スタートする。
いったんリセットして生まれかわったように生き生きとした人生を獲得すること、
これが「往相還相(おうそうげんそう)」の本当の意味だろうと著者は言う。

生きたままでの再生、そのためにこそ私たちには様々な覚悟が必要なのだそうだ。
そして繰り返しになるけれど「覚悟」というのは「はっきり現実を見すえること。
期待感や不安などに目をくもらせることなく、事実を真正面から受け止めること」
なんですね。


満月の写真

2009年02月04日 | 徒然のこと


知り合いが満月の撮影に成功♪

初めての割によく撮れているということで
記念に画像を送ってくれました。

調べてみると、月の表面にはいろいろ名前がついているらしく
蜜柑のヘタのような部分はティコと呼ばれるらしい。

その上にあるのは、ケプラー?
それとも、コペルニクス?

結局はなんだかよくわからないんだけど、宇宙のことに想いを馳せて、
しばし現実逃避です。


パンク侍、斬られて候

2009年02月02日 | 徒然のこと


お友達に誘われて演劇鑑賞。
芸能音痴のあたしにとって出演者はほとんど知らない人ばかりだけど
唯一顔と名前が一致する宇梶剛士氏は昔からわりと好きなので
小雨の降る中ワクワクしながら下北沢本多劇場に向かった。

こぢんまりとした劇場のど真ん中の座席に体を沈めるようにして座り
いざ始まり始まり~♪





時間が経つこと2時間40分。
終了。


ストーリー?

ま~ったくわからなかった。

何か社会的なことを茶化しているのはわかったのですが、
滑舌良く早口で長い台詞を言えているのに驚嘆しましたが、
そして前半はけっこう笑いもしたのですが、後半に入ってからの
あの刺激的すぎる音楽と目の前の光景に気持ち悪いムズムズが走り
いきなり席を立って走り去りたい気分に・・・

一生懸命演じていた出演者の皆様、ほんと~にすみません 

気を取り直して、鑑賞後は下北沢のサンデーブランチでお茶することに。
わたしは2種類のベリーがのったフレンチトースト。友人はハンバーグのドリア。
甘い物とおしゃべりに助けられ、楽しい気分で帰路につくことができました♪