子ども会のイベントで「やしょうま作り」に参加しました。
やしょうまとは
2月15日(こちらでは月遅れの3月15日)の、お釈迦様の命日にお供えをするため
蒸した米粉で作るお料理です。
はじめて聞く名前、はじめて見るものですが、北信州の伝統食だそうです。
義父母もダンナも、もともとは松本の人ではないので、知らない風習でした。
一時期廃れていたようですが、最近になって各地域でブームになっているらしいです。
超ベテランの先生が教えてくれました。
味や食感は、ういろうのようなもので、
見かけや作り方は、金太郎飴やオリジナル太巻きのお餅バージョン
といったところでしょうか。
米粉を蒸してお団子状にしたものはすでにできていて、
私たちは色付けから成形までを体験しました。
粘土細工のように、コネコネしたり、丸くして伸ばしたりという作業で
子どもたちも楽しんでいました。
お決まりのいろいろなデザインがあるようですが、
今回は、初めてでも失敗が少なく、見栄えのする(先生談)桜をつくりました。
桜の花はピンク、幹は茶色、地面は緑と、それぞれのパーツを作り、
出来上がりの絵柄をイメージしてパーツを組み合わせていきますが、
伸ばしているあいだにだんだん曲がってしまいます。
先生がつくったものはどこを切っても同じ絵になっていますが、
私たちのは片側半分しか花が咲いていないのや、地面が無いのや、いろいろ。。。
偶然にできた絵もまたかわいいものです。
出来上がったものをその場で試食。
やわらかくて、ほんのり甘くて、ちょっぴりコーヒー味(幹の部分の茶色はインスタントコーヒーで色づけ)
おいしかったです。
時間がたつと硬くなってしまうので、さっと焼いてから食べても良いそうです。
本来は、お供えした後で食べるものですから、出来上がりをいただくなんて恐れおおいことです。
・・・と、いろいろ書きましたが、実際に作業したのは娘二人です。
弟が隣の部屋で遊んでいたので、私は行ったり来たりしながら見ていただけでした。
娘たちがしっかり覚えているうちに家でもやってみようと思います。
この地域では、これが作れるようになったら、おばあちゃんでもお嫁さんでも格が上がる(これも先生談)
そうですので~。
作り方など詳しくはこちらで・・・
↓
松本市の歴史を感じるもの やしょうま
http://www.geocities.jp/mtmt1952/rekisi/rekisi-e-yasyouma/rekisi-e-yasyouma.htm