お釈迦さまが、法華経という有難い教えを説いた、霊鷲山というお山がインドの王舎城という地にあります。
昔、王舎城の大きな町が何度も大きな火災にあい、大勢の人々が亡くなったそうです。
しかし不思議な事に、王様の住むお城だけがいつも火災に遭わなかった為、人々は皆、自分の家に王舎城と書き名乗ったところ、以来不思議と火災に遭わなくなったそうです。
その出来事から、王舎城と書かれたお札が現在も火災除けのお札と伝えられています。
妙善寺では、新年にお檀家さんのお宅にお経を唱えに廻り、王舎城のお札をお渡ししております。
お檀家さんは、無事にこの一年が過ごせるようにと願い、王舎城のお札を玄関先に貼っております。