妙善寺の参道を歩きながら歴史を紹介する 妙善寺歴史散歩道 第1回
県道140号線より妙善寺看板が見えます 参道に入ると直ぐに目に入るのが 山門です。
妙善寺の看板
今回は妙善寺の山門の紹介です。
栄久山妙善寺 山門
この山門は 江戸三大彫刻・石川彫刻による彫刻と 村雲御所・日尊宮様(明治天皇おば君) 御親筆による 山額が掲げられています。
日尊宮様御親筆 山額面字
この山額面字は 妙善寺第十五世日誠上人が京都御所参内のおり 村雲御所日尊宮様より 拝戴(たまわった)ものです。
村雲御所とは・・・豊臣秀次公の生母・日秀公(豊臣秀吉公の姉) が秀次公の菩提を弔う為に 後陽成天皇より村雲の地と瑞龍寺の寺号を賜り 村雲御所を創建し代々皇族が住職となって来た門跡寺院です。
日尊宮様は・・・村雲御所の第九世。 実父は伏見宮貞敬親王であるが 九条輔嗣の猶子となる。
村雲御所は天明の大火により焼失しますが 日尊宮様が本堂・書院・などを再建し 現在においても村雲御所の中興の祖として仰がれています。
また明治27年には 村雲御所第十世日栄宮様(明治天皇の姉君) が妙善寺へ 御光臨(おこしに)なり ご参籠(お泊り)なされ 国家安泰をご祈願されました。
現在も日栄宮様より賜った 九条家御定紋・九条藤御紋の御袈裟は寺宝として 歴代住職に受け継がれています。
日栄宮様より賜った袈裟
今回の第1回散歩道は 山門を紹介しました。次回もお楽しみに・・・
合掌 栄久山 妙善寺