躾か否か

今朝ニュースで行方不明男児が無事保護されたと聞いて思わずカーラジオのボリュームを上げました。一週間と言う事で生きているにしろ水だけならそろそろ危ないなと思って家を出た矢先だっただけに安堵しました。

うちの息子と同い年という事で重ね合わせると気が気でないと言いますか妙にざわつく一週間でした。

そしてこの一週間メディアでは躾or虐待論争が起きていましたが今回の事は躾には相当しないと私は思いました。これは親が自尊心を満たす為にした自慰行為。
しつけなら見ててあげないと。去ってしまったのでは虐待と言われても仕方ありません。

私は三兄弟の長子で、私を筆頭に下二人もゴンタクレ。悪さを羅列すれば枚挙に暇がありませんし現在の立場上そんな奴に子供を預けられん！となっても困りますので省略しますが(笑)、親教師を問わず私以上にドツき回された人はそう居まいと思える私の経験上、言っても聞かない子は本当に何を言っても殴られても聞かないのです。
態と悪さをしている訳ではありません。全てがあまりに衝動的。やってしまってから「嗚呼…叱られる」という具合で行動の後に思考があります。

じゃあ言っても無駄かと云うとそうでもなく記憶にはある訳です。そこで親がブレずにいるとその姿を見て漸く『解る』のではないかと思います。聞くよりは見る方が上位ですね。実際聞いたことより見た事の方が残っていますから。
言うことがコロコロ変わるのはダメでしょう。例えばご飯なら今日は残していい、ダメとか。見せるものもブレてきますし結局大人の気分次第、匙加減かいと思われると躾は失敗すると見ています。

しかし本当に無事で良かった。今回一番反省したのは男児ではなくその御両親でしょう(苦笑)何より嘘はいけません。もう彼らは人に「嘘を吐くな！」と言えませんもの。
身を美しくしておかねばならないのは実はしつける側なのでしょうね。

曇った鏡に我が子や生徒達を映さないようにしなければと思いました。



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