未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

まっすぐ

2016-06-14 23:55:16 | 稽古
今日も一般部は橋本4級のみ。少人数だと寂しいのですが、マンツーマンは指導側としても掘り下げられるので色々探るチャンスでもあります。

先日のスパーリング会の反省として前傾姿勢になってしまう事に気付いた橋本さん。その矯正に取り組みました。

意識すれば直るのですが、そればかりに意識を向けて組手は出来ません。意識せずに出来なければならないのですが1時間少々の稽古だけでは心許ない。無意識に持っていく為には生活の中で変えていくのが私のオススメです。

前傾に限らず体がブレる人は普段から手足に引っ張られて生活してませんか?階段の昇降、ドアの開閉、果ては歩行中。不要な動きや力の流れがあるはずです。
そんな話をしていると「先生って上体を動かさずにスーッと歩きますよね」と言われて少し驚きました。其処を指摘されたのは初めてだったので。

私は芯を養う為に10年ちょっと前に歩行から見直していきました。手を振らない所謂なんば歩き(簡易ver)。大学生から始めたのですが今では手を振って歩けません(苦笑)手足が揃うので。

すると普段の感覚ですので稽古の中でも自然にそうなってしまうのです。軸(幹)あっての手足(枝葉)の動きへと。
まっすぐ立つと言っても常に直立は無理がありますので、何処でも軸が取れるように立つと言った方がしっくりきますね。そして自分が真っ直ぐである程相手の崩れてる部分が見えてきますね。

そりゃまあルールに固められた技術もクソもない圧倒的な体格差とパワーの前では崩れる事もあるでしょうが、普段生活する分と普通に稽古する分には随分と楽です。
しかしその分消費カロリーが減ったのでキレのない体付きにはなるかも知れませんが…私は成りました(苦笑)

それはさておき。
軸を取る為に棒を使って形をしてみたり普段しない練習をして私の幅も少し広がった?ような気がしました。
組手志向ではない人達向けにも色々な練習法を見出していきたいものです。




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札移動

2016-06-14 22:44:57 | 稽古
審査会を終えて進級を果たした子達と反対に暫く猶予を頂戴した子達。

進級すると札を次の級や段の所へ移動させますがそういえば本人にさせた事がないなと思い、稽古の終わり際にやらせてみました。

面倒臭がる子も居るかなと思ったら思いの外みんな嬉しそうでした(笑)
進級した実感がより得られるのでしょうか(*´ω`*)

そしてそれを見ている子が何を思いそして誓うのか、なんて思いながら。こういう小さい事でも励みになれば素晴らしい事ですので憶えていれば次回も合格者自ら動かしてもらいましょう(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑

今日の少年部は4級から2級に飛び級をした歩大の話でもちきりでした。尼崎支部としては初の快挙。
真面目に取り組んでいれば見ている人と評価してくれる人が必ず居るということです。そして逆も然り。

また冬に笑えるよう稽古していきましょう。




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