未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

【基本】裏拳正面打ち【稽古】

2018-04-21 23:13:11 | 基本稽古
《立ち方》
内八字立ち


《照準》
人中(鼻と口の間にある窪み)


《留意点》
正拳を握った時の甲側を使って打ちます。正面を向き両拳の小指を軽く合わせ顎の前に据えて構えます。手首のスナップを生かして引き戻す瞬間に打ちます。ちょうどタオル等で打つ感覚に似ています。肘を伸ばすだけでは人中に当たりませんので脇の締めで肘をコントロールしながら狙いましょう。

《余談》
全ての技に言える事ですが、裏拳も必ず人中を打たねばならないという事はありません。これまでに水月→ 承漿→人中と段々狙う箇所が小さくなっているのが分かります。少しずつ難度が上がっているのです。そして此処で扱い辛い裏拳での人中狙い。比べてみると分かりますが人中の方が裏拳より小さいのです。
別に実際には目を打とうが鼻を打とうが問題ないのですが人中を裏拳で正確に打つことが出来るならどんな技でもある程度狙った箇所を外さず扱えるということです。そして狙えるということは外せるということでもある訳です。試合を見ていても顔面殴打や金的蹴りをしてしまう選手は基本稽古で手を抜いている人たちです。的なら何処でも良いと言わんばかりで狙うことも咄嗟に外すことも出来ていません。

基本稽古では決められた箇所を意識してしっかり狙って行いましょう。これがミスを減らすコツになります。




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