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未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

久しぶりに山

2017-02-19 22:53:43 | 山登り
2月に入ってから急に「山に行きたい」と言い出した息子。夏〜秋は虫が多くて怖いと避けていたので久し振り。

新神戸➡︎掬星台➡︎上野道の定番ルートで行ってみようかといつもの雷声寺からいざ出発。いつも此処でキノコが沢山見つかりますようにとお願い事。健気(^_^)三宮から此処までが既にちょっとしんどいの。

久し振りの割にサクサク進みます。キノコはカワラタケかカイガラタケばかり。キクラゲビッシリの木。確か前もこの木に生えてたな。

いい眺めやな〜と未だ余裕あり。天気が良く明石大橋も淡路も見えます。

余裕で学校林道を歩き合流点。阪急六甲の方に下りて石屋川もっこす行く?と訊いたら張り切って地図を確認。読まれへんがな(笑)

板チョコ片手に掬星台を目指します。季節外れのホコリタケを発見。押したら胞子が舞い上がりました。

岩場と道の無い所を随分楽しんでます。やはり男の子だな。

ちょっとだけ大きな岩に登ってはドヤ顔(笑)松が刺さるので嫌いなフードで防護。

ベンチがあったのでサンドウィッチで小休止。この後No.2を催し掬星台までダッシュ(苦笑)こうなるから家でしていけと毎回言ってるのに。

無事No.2も終えスッキリした顔見せたところで暫し休憩。缶の持ち方おかしない?

しかし休憩とはいかず残ってる雪でプチ雪合戦開始!父&息子の哀しき習性。母&娘ならこうはならんのかな?

いつもサッと下りてしまうので周辺を少し散策。キョーミ無し。

展望台横から初めてのルートへ。山寺尾根。やや悪路と何処ぞの地図にありました。

掬星台に長居し過ぎてこの道に入ったのが16:15。初めてで時間が読めないので少々急ぎ足。思ってたより悪路でよう滑って怒ってます(笑)

怒ったとて山の在り方は変わらないからね。状況を把握しつつ好きなように動いて判断力を養う。滑ったらそれは結果として受け止める。と武道っぽく諭してみましたが2年生には分からんか(苦笑)一応その後滑っても怒らなくはなりましたが次回また怒るでしょうな。

しかし私も枝を踏んで数度滑りました。踏ん張り過ぎたのかこれを記してる今になって腰に違和感があります。明日が怖い…。
悪路に加え勾配もキツイので膝にきます。岩場も多し。砕けてるのでこれまた良く滑ります。

急かしましたが日の沈まぬ内に余裕を持って登山口まで下りて来れました。下山中は誰にも会わなかったのですが最後の最後に学校林道と天狗道の合流点で出会った外国人カップルにバッタリ。杣谷の方から下りてきたのかな。

その後膝割る気ですか?と思える程の長峰中学界隈の急勾配を下りながら大石方面へ抜け無事もっこすへ。丁度夕食どき。バイクが壊れて以降来てなかったのでネギ抜き注文するの忘れてネギテンコ盛り(笑)許せ。

帰りは滅多に乗らない阪神電車にものれたし彼には素晴らしい休日となったようです。この日の為に残していた宿題の日記は5ページの大作(◡̈)いつも0.5〜1ページなのに。

しかしこの歳で8時間もよく歩けるもんだと感心します。何故これで学年一鈍臭いのだ??それはさておき、お疲れ様m(__)m明日疲れが噴出して学校休む羽目にならなきゃいいけどね…




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覚えて忘れろ

2017-02-18 20:36:22 | 稽古
好きな言葉の一つ「覚えて忘れろ」。武道ではコレが本当に大事だなと感じています。

約束組手や形等、決められた動きを覚えて披露して競ったり進級したりしますが実際のところ相手は決められませんし当然相手の取る動きも決まっておりません。コレにはコレという式がないのです。

審査用の約束組手を見ていると毎回これで良いのかと不安になりますので、アレンジして解説したりする時もありますがその動きは次の日を待たずに忘れてしまってます(苦笑)


覚えて忘れろ。詰まりは理屈が必要なくなるまで体に染み込ませろって事でしょうか。


形にしても上手く見せられても応用と変化が利かねば存在意義も薄れてしまいます。
組手も本来はこれらを体現する機会でしかない筈ですが競い始めると価値観は現況のように崩壊しますね。即ちデカけりゃ強い。

長い事やってると、今の動きは良かった!こんなん閃いた!という瞬間が一番楽しいのであります。それも確認したら直ぐに忘れてしまうのですが出来る感覚があるだけで満足。

強い・弱い、上手・下手という単純な二元論を越えてからが武道の始まりかもしれません。




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足音

2017-02-18 20:23:33 | 稽古
基本稽古の蹴り。気にしなければいけないところは沢山ありますが、見ていて特に気になるのは蹴り終わった足を下ろした時の音。

老若を問わずドスンドスン鳴らしている人が沢山おいでであります。引き足が甘い証拠でもあります。

何故鳴らしてはいけないのか、という理由は様々でしょうが何処でも同じ動きをする、と考えた時に一番分かりやすいかもしれません。砂利や石がゴロゴロ埋まった悪路の上でそれは出来んでしょう。滑り、挫き、転ぶ可能性が増します。
なので畳の上で稽古してる人に多いですね。床だと痛いので鳴らしません。

序でに時代背景も考えてみましょう。
空手の生まれた時代とそれ以前では履物も草履や下駄。裸足の人も多かったかもしれません。整地されていない石や砂利の多い道。いつ履物が脱げるかもしれないその状況で力強く足を下ろす選択肢はきっとありませんね。

摺り足での移動にもそういった名残があると考えると理に適っていて面白いではありませんか。派手な技もカッコいいですが其処に繊細さもプラスして畳水練にならぬようにしていきたいものです。




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対峙

2017-02-14 22:12:28 | 雑感
少年部が始まる前、一番早くに来た茶帯の子が私のところへ「最近組手が怖いんですけどどうすれば怖くなくなりますか?」と相談に来ましたが、正直意外でした。

前回の審査では技術が高いので昇段試験を受けた子達より組手をさせられたぐらいで、これ迄に二度飛び級もしています。
恐怖心が芽生えた事で毎年出場していた来月の大会も不参加。此方から見ていて問題にならないような子相手にでも怖さを持ってしまうようです。

しかし或る意味この症状は次の段階へ進む為には避けて通れない道で、そしてそう多くの者が通れる道でもありません。
今、自分を自分に試されている状態。私も何度かありましたが初段になって2〜3年ぐらいは全ての有段者の中で自分が一番弱いのではないかと感じていた時期もありました。

そんな経験談を交えて助言とも言えぬ助言をしてみましたが私としては10歳そこそこでその恐怖心を自覚して解決しようと相談出来ている時点で彼は十分強い者であると認識しておるのですが。乗り越えるのは早いでしょう。
私は今でも組手が怖いですよ。いや本当に。したくありませんもの(笑)組手に関してはやらないに越した事はないけど逃げはしないよという緩〜い覚悟を決める習慣がついただけで。

一度知った怖さは燻り続けて消える事はないと思います。最後は自分でその恐怖心とどう折り合いをつけていくかに尽きます。
それこそ前の話と重複しますが、怖さに対して完全に背中を向け下手な言い訳をして休むようになってしまうと、これは取り返しのつかない方向へ走り出してしまい遂には戻ってこられないので彼のように勇気をだして誰かに相談するのが吉かもしれません。





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ピアノ

2017-02-13 15:41:53 | 日記
去年息子の音楽会の練習の為にピアノを使ってちょっと教えていたのを機にちょいちょいピアノを弾いている最近。私、小学生の頃はピアノ、コーラス、マーチングバンドをするプチ音楽少年でした。
(全部嫌々でしたけど。。)

とはいえ全て中途半端でピアノレベルはバイエルの80番程度。トランペットはもう指の記憶も曖昧です(笑)若い頃ビートルズへの憧れから大枚叩いて買ったギターやベースも有りましたが特に何も出来ず。

ピアノも上手くなろうというのではなく、音の記憶はあるので取り敢えずは当時ぐらい詰まらずに弾ける様に戻しておこうという感じです。あとは脳への刺激。譜面がサッと読めなくなっていたのでそれも何か悔しくて。
ソルフェージュは凄く脳に良いらしいですね。弟がやたら息子にと勧めてきます。

何度間違えても昔のように横から拳や武器が飛んでこないので安心(笑)一週間程したらメヌエットト長調程度なら詰まらず弾けるところまで感覚が戻りました。この曲を弾いたことはなかったのですが、仕込まれた練習方法をやってる内に弾けました。基礎の尊さを実感します。どんどん弾けるようになっていくので妻もびっくり。とはいえ回復しただけですが。

少しでも時間があれば毎日鍵盤に触る事。空手の稽古も同じ。毎日ちょっとずつ。これに尽きますね。いつか頭に浮かぶアレンジ音を奏でられるぐらいになれば本望ですが、譜面通り自分の好きな曲を弾けるぐらいになれれば良いなあ。





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