感光乳剤には、ジアゾ系とSBQ 系があります。
これまで、ジアゾ系3点とSBQ 系1点を使ってきました。
ジアゾ系3点については、大きな差を感じませんでした。
ジアゾ系の悩みは、ポットライフです。
冷蔵庫に保管しますが、1ヶ月位を越えると、少しづつ茶味になってきます。
まだ大丈夫かなと思いながら使うのは不安です。
SBQ 感光乳剤は1年ぐらいは常温で保管しても大丈夫と言われています。
10ヶ . . . 本文を読む
前報では、モチーフを切り出して別版を作り、2色にしました。
今回は、1つの原図から異なった画像処理を行い、2つの版を作ります。
個々にプリントしたものです。
1枚目を赤の色糊でプリントし、その上から2枚目を黒の色糊で重ねて刷りました。
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多色の版を作る1つの方法を考えました。
油沐鶏の写真です。
全体と肉の部分を切り取ったものを GIMP で画像処理して2つの版を作ります。
PET 板に、全体の版をプリントします。
肉の版をプリントします。
モティーフを切り取って、画像処理を変えて、全体の上に乗せていく方法です。
==9月25日補遺==
裏から彩色したものです。プリントしたものの色は上記と違います。
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前報の方法で製版した型で実際にプリントしてみます。
型合いを確認するためのプリントですので、4枚を異なった色でプリントします。
プリントする紙に星を写します。
右上からプリントしていきます。
2枚目は右下です。
4枚型のプリント、完成です。
感光乳剤に、着色剤の入っていないものを使えば先にプリントした型を見ることができ、型合わせの助けになります。
先にプリントした柄を見ること . . . 本文を読む
縦に、または横に3分割する場合、2分割と同じように3分割し、2分割と同じように星を打って製版することができます。
上下左右に4分割した場合、星を使って型合わせするにはどうしたらよいか考えてみます。
同じ考え、
1と2の間で、上下に星を打つ、
1と3の間で、左右に星を打つ、
と、星を打っていくと柄の中心に星がきてしまいます。
4枚が重なる部分で、空白があれば、星を置くことができます。
また . . . 本文を読む
スクリーンの木枠を自分で作っています。
現在の木枠に使用している加工材は、ホームセンターで購入した
白木 15x40
SPF 18x36
です。
取り扱いやすいサイズからすると、SPF の方が適しています。
ただ、SPF は反りが大きく、1枚型の柄は気にならないのですが、最近2枚型の柄をプリントするようになると星を合わせるのに煩わしさを感じることがあります。
白木で、20x40があれば良いの . . . 本文を読む
昨日報告した露光後の水洗装置に覆いを作ってみました。
桶にロープで固定するためか、穴があります。
ここに丸棒を固定することを考えました。
覆いは取り外し可能で、畳めることができるのが工夫したところです。
あまり見栄えは良くありませんが、水洗が楽になってくれればと思います。
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露光後の水洗中に太陽光に当たって抜けなくなるトラブルを報告しました。
太陽光が直接当たらないところに水洗装置を作りました。
後ろのシャッターが下りている部屋が暗室です。出て直ぐのところで完全に日陰に入っています。
水洗中です。桶がやや大き過ぎでした。
日陰でも水洗中に褐色になってきます。
できたらここも覆いを掛けたいぐらいです。
本日製版した5枚はすべて綺麗に上がりました。
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先日報告しましたように抜け不良が連発し、原因が分からず悩みました。
もしかして、塗布ムラではないかと思い、バケットを購入してしまいました。
高価なことだけあって塗りやすいのは確かです。
自作のものでも見栄えはよくないですが、出来ていたので少々残念です。
でも、シルクスクリーンをもう止めようかと思っていたのが解決して本当に良かったです。
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最近、連続して抜け不良を起こしました。
失敗したものです。
一部、柄の跡は残っていますが、目が塞がれています。
露光装置を自作して、写真製版を始めたのが昨年8月ごろです。
当初、露光後の水洗は、庭の排水枡の上で洗っており、ここは太陽光が当たりません。屈んで洗うのはしんどいので流しで洗うようにしましたが、冬の時期は陽が低く隣の家の影に入り、太陽光が当たりません。
この間、抜け不良の問題なく . . . 本文を読む
大きな柄を分割して製版する方法、 ジョイントを考慮して切り取る方法を報告しました。
この方法では、縦のピクセル数がズレる可能性があります。
この柄を分割してみます。インドネシア、バンドン付近で撮った写真を GIMP で画像処理したものです。
ピクセル数は、2048 x 1536 です。
分割した2つの画像のピクセル数は、
1162 x 1527 と 1035 x 1524
です。
縦のピ . . . 本文を読む
シルクスクリーンで、大きな柄は分割して製版します。
前回 PosterRazor を使う方法を紹介しました。
直線で切りにくい柄を、柄に合わせてカットしたいことがあります。
これは手でカットしていくよりありません。
GIMP で試みました。
ファイルを読み込みます。
「ツール→パス」で、切り取る範囲を指定していきます。
パスは、「編集」で調整できます。
「パスを選択範囲」をクリッ . . . 本文を読む
仮枠にかなり力がかかり、接着面が剥がれ修理しました。
SPF 材をカットし、木工用ボンド(酢ビエマルジョン)で接着します。
金折れで補強。
新しい仮枠の完成です。
いつものように使ってみました。
今度は長持ちしてくれるのでしょうか。
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ジアゾ系感光乳剤の保存には気を使います。感光剤添加後どのぐらい保管できるか、ポットライフについて調べてみました。
スクリーン印刷の資材・機械を販売している商社を経営しているたか坊さんのブログによれば、
「このタイプの感光乳剤は主剤だけでも感光する性質を持っています。但し、スクリーンの状態によって、十分な接着強度が保てない場合がある為に、補強的な意味で感光粉末を追加しています。
感光粉末を混合 . . . 本文を読む
写真製版でシルクスクリーンを始めようとした時、原稿を Mac で作り、プリンターで出力して製版することを考えていました。プリンターは A4 ですので、型枠、露光機など A4 サイズに合わせて作成しています。これで、大きな柄をプリントすることを考えました。
A4 より大きな柄を、A4 サイズに分割して版を作ります。
分割は、GIMP などのアプリで手作業でできると思いますが、これを簡単にやってく . . . 本文を読む